あらすじ
有史以来,増加しつづけてきた人類はいま,人類史的な転換点を迎えている.パンデミックや世界戦争による一時的な減少や停滞はあったにせよ,人口増を前提にした政治と経済,文化,社会システムは再構築を迫られている.もはや不可避の未来である世界の人口減少の”最突端”に位置する日本から,サピエンスの未来を考察する.
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Posted by ブクログ
合計特殊出生率÷2は一世代経つごとの人口の変異
毎年2%増えたら人口爆発だが、2%減っても同様の現象が起こる
人口あたりの年齢構成は収束する
Posted by ブクログ
遅くとも今世紀後半には、世界人口は減少に入る。
現在の人口増加はサハラ以南のサブサハラで起きている。
人口のモメンタム=2020年で置換水準に直ちに回復したとしても、2090年までは人口減少する。静止状態になるには時間がかかる。
人口の増え方=70を変化率の%で割ると、半減または倍増の期間がわかる。毎年2%で減少すると、35年で半減、350年=10世代で1000分の1になる。=ダブリングタイム。
人口の急増は人類史700万年の最後の1万2千年、指数関数的に増えた=フラクタル性がある。
人口爆縮の時代に生態環境にどういう影響があるかは知られていない。
社会資本の蓄積や拡大が伴わなければ人口増加は続かない。=サブサハラは現在は、社会資本の蓄積が進んでいる社会である。
社会保障制度は、有効需要の下支えになるだけで、喚起するほどの力はない=経済的弱者への保護政策だから。
税の累進性を高める。海外逃避を避けるために国際協定を結ぶ。
人口減少しても、食糧問題は解決しない。むしろ現在の生産方式が維持できず食糧事情は悪化する可能性がある。
人口減少によって、エネルギー生産の力が弱まる可能性がある。
地盤がしっかりした内陸部に大都市圏を築く。
大都市圏への人口集中がさらに高まる。地方はさらに過疎化と高齢化が進む。
生産と再分配を切り離す=ベーシックインカム
死ぬ権利の明確化