【感想・ネタバレ】任侠シネマのレビュー

あらすじ

「誠司、映画は好きか?」阿岐本組は、組長の器量と人望で生き残ってきた、昔ながらのヤクザ。そんな組長・阿岐本雄蔵の元に次々と持ちかけられる一風変わった相談に、代貸の日村誠司はいつも振り回されていた。今度は潰れかけている映画館を救え!? 厳しい業界事情もさることながら、存続を願う「ファンの会」へ嫌がらせをしている輩の存在が浮上し……。大好評「任侠」シリーズ第五弾!〈解説〉野崎六助

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Posted by ブクログ

ネタバレ

このシリーズはとても読みやすい。
ヤクザの親分が、いつも金にならない仕事にいれ込み、その度にNo.2の代貸が苦労するお話。

今回は廃業寸前の映画館を救うために、代貸の日村が振り回される。
映画館と不動産を営む千住興業の社長が、映画館を辞め、社屋も売り、もっと省スペースのオフィスを検討している様子。
映画好きの社長がなぜこのように考えるようになったのか。日村たち阿岐本組が動き出す。

この阿岐本組は一般の人に迷惑にならないように気遣いを忘れない。礼儀も知っている。悪いことをしている様子もない。こんなヤクザは本当にいるのだろうか?
毎回不思議に思うが、物語だから仕方ない笑

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東京バンドワゴンとともに安定感抜群。敢えて言うなら正統派のヤクザマンネリ作品。阿岐本組は指定暴力団認定は受けていない弱小ヤクザだが心意気が心地よい。今回は阿岐本組が映画館の再生事業に乗り出す。見返りは「ない」、単に映画館を残したい。何故、映画館側は閉館せざるを得ないのか?徐々に「千住地区の再開発」という噂レベルから端を発した可能性が。この再開発の裏を阿岐本組の代貸・日村、組一同が奔走する。さらに、阿岐本組の弱体化を狙った所轄のマル暴甘糟と新任係長。最近は甘糟は阿岐本組の存続を願っているような気がする。⑤

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2025年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

阿岐本組の任侠シリーズ、掃除とか礼儀作法が大事って言うだけですっかりマンネリかなーと思ってたんだけど、今回はちょっと毛色の変わったストーリーでした。

ジリ貧の映画館を閉めようか、という話の陰にカネの匂いに魅かれた不動産会社や銀行の怪しい動きとそれに踊らされた人の繋がりがあった。どっちかっていうとヤクザの本業に近い展開だったんですが、結局全部ボランティア。阿岐本組、少ないとは言え、一体どうやって組員養ってるんでしょうね?

甘糟のペラペラの新上司、全然関係ない話かと思ったらちゃんと本筋に役割がありました。

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2023年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

阿岐本組の活躍で映画館がつぶれなくてすんだ。特に日村が表立って活躍するいつもの任侠ものの第五作で楽しく読んだ。

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

安定の面白さ。前にも単行本で買ったのを忘れていて文庫本を購入。
暴対法も中々大変。なんか、人間性の否定にもなるのと、悪いものをどう統制するのかというところ。だが、必要悪というものもどうかというのが悩ましい。任侠に惹かれるものの、実態としてはどうなのか。

『映画館を盛り上げるために、できること。
っかけは、与えられるものじゃなくて、見つけるものです。与えられたきっかけにも、僕らは興味を持てません
他人が興味を引かれることって、誰かが本気で楽しんでいることなんです。人にどう思われようと、自分は楽しい。そう思っている人を見ると、人は引きつけられるんです。
人を引きこもうなんて思わないで、自分がひたすら楽しめばいいんです。その姿を見ている人は必ずいます。』

テツの言葉にジントくる。やりたいことやって、楽しめる大人になりたいものです。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

任侠シリーズも暴対法のお陰で直接助けに関わる
事がやりづらいのだが、作品はそれさえも味わい
に変えてモドカシサというものを加えている
今回は・・・ない、何も改善する事がないために
出番がない(*´▽`*)

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2023年08月14日

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