【感想・ネタバレ】サステナビリティ・ブランディング―――選ばれ続ける企業価値のつくりかたのレビュー

あらすじ

ビジネスの世界では日常的に使用される「ブランド」「ブランディング」という言葉。頻繁に用いられていながら、使用される場面や個々人の解釈の違いなどによってその中身は様々で、定義も曖昧なものとなっている。
100社以上のブランディングに関わってきた伊佐陽介氏(株式会社バイウィル代表取締役COO)は、「機能・性能差がないのに売れ続けるものは何が違うのか」に対する答えが「ブランドの差」と考えた。

①ブランディングとは、経営そのものである
②ブランディングには、一貫性と継続性が必要である
③その結果として、ブランディングへの投資は、本質的な競争優位と企業価値を高めることができる

これが、これまでの経験の中で導き出した3つのアンサーである。ただ、その一方で、正しいブランド戦略さえ描けばブランド力は上がり、業績は向上していくものではないとも語る(さらに強化されたアンサーは本書にて提示)。
企業戦略は、ブランディングと戦略を実現する強い組織によって成功につながる。この単純なブランディングにとどまらない戦略こそが「サステナビリティ・ブランディング」である。
本書では、サステナビリティ・ブランディングを定義し、豊富な事例からその成功法則や陥りやすい失敗などを具体的に紹介。ブランディングにとって、流行り廃りとは一線を画した「サステナビリティ」であることの重要性をわかりやすく、かつ実践的に解説した、経営層必読の一冊。

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Posted by ブクログ

概念としては「どっちも大事」とわかってはいる、足元の売上とブランディングの両立。そしてそのブランディングに昨今のESG、SDGsといった文字通りの企業の社会的責任を果たした上での(いや、結果としての。。かも)サステナビリティの実現が絶対的に求められる中で、すべての企業が試行錯誤しているはず。この本は悩める企業トップこそ手に取り、実践すべき内容が纏められている。好きです。

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2023年08月13日

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