あらすじ
引退した今語る、自らの半生。
怪物のドラマに魅せられる、約15万字にものぼる自叙伝。
“プロ野球生活23年。半分以上は故障と戦う日々だった。よく「天国と地獄」と表現する方もいるけれど、その振り幅の大きい野球人生の中で、本当に多くの方との出会いが僕の財産となった。自分にとって野球とは─。前だけを見て進んだ道を今一度、今度は足裏の感触、周囲の声、景色を見ながら歩き直してみたい。”(本書より)
あの甲子園から現役最後のマウンドまで。
野球と向き合い続けた半生を綴る。
怪物と呼ばれた男は、あの時何を考えていたのか。
人間・松坂大輔の記憶が詰まった、
すべての野球ファン必読の1冊がここに登場。
※カバー画像が異なる場合があります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
子どもの時からの憧れの存在。
150km投げれるってすごい!
そんな感動を与えてくれたピッチャーでした。
その裏では、様々な葛藤があったのだと感じた。
後半になるに連れ、涙が止まらなかった。
私のピッチャーでのスーパースターはあなたです。
Posted by ブクログ
正に高校生時代は平成の怪物と呼ばれるにふさわしい活躍。高2の悔しい思いがあってこその春夏連覇があった。そして西武ライオンズへの入団。当時東尾監督でよかったのでしょうね。その後、メジャーでの活躍、そしていくつもの怪我との辛い戦い。最後に西武ライオンズで退団できたのもよかったですね。引退試合では松坂らしい球は見れませんでしたが、引退セレモニーは素晴らしかったです。贅沢を言えば日米通算200勝達成をして欲しかったですが、本当にお疲れさまでした。
Posted by ブクログ
自分の中のスーパーエースは松坂大輔さん
色んなスーパースターピッチャーがおるけど1番好き
思っているより勝つことにこだわりをお持ちだったのかと感じた
阪神タイガースに声掛けられとったのは意外
Posted by ブクログ
平成の怪物の野球人生。多くはケガとの戦い。プロ野球選手の体力だけでない繊細な技術に驚かされる波乱の野球人生。
メジャー行きまでの大活躍とその後のリハビリの対象的な野球人生が何とも切なくなる。
Posted by ブクログ
高校時代に伝説を作り、23年間プロとしてメジャーと日本で活躍した松坂大輔氏が自身の栄光と挫折の野球人生を振り返りその時の心境を綴った一冊。
高校時代は春夏連覇で98年の夏を熱くした舞台裏や何物入りで入団したプロ野球の世界で数々の記録や記憶に残るピッチングの裏側、オリンピックやWBCといった日の丸を背負った戦いの心境、メジャー入団してすぐにワールドシリーズ制覇まで駆け上がり世界の怪物へとステップアップした姿とその後故障に苦しみながらのリハビリ生活と日本球界復帰、引退と幼少期から高校時代、23年のプロ生活と常に注目の的として球界の中心にいた松坂氏の本音を本書を読んで深く知ることができました。
横浜高校へ進学した理由や98年の快進撃につながるターニングポイントとなる試合、西武時代に野手批判した真相、日本球界復帰に対する思い、高校時代では球速の記録を狙っていたこと、社会人とプロを天秤にかけて東尾氏の熱意に押されてプロの世界を選んだこと、怪我を抱えてチームに対する遠慮する気持ちや引退試合の日の心境など本人でしかわからない赤裸々な心境も本書で知ることができました。
あと本書を読んで本人曰く納得できたピッチングが少ないと感じました。
記録、記憶ともに球界に刻まれる平成を代表する名選手の活躍の裏側や怪我との戦いの日々を知ることができ、栄光の裏側の本人が抱えてきた思いを共に感じることのできた一冊でした。
Posted by ブクログ
怪物の話。面白くないわけがない。
一気に読めました。
思い返したら生意気な選手でした。
でも、今の御本人はとても謙虚に思える。
本当はそのストーリー、
上手くいかなくなってからの物語のほうに、
ものすごく意味があるのかもしれない。
上下巻にすべきでしたね笑
Posted by ブクログ
何気なく手に取ったつもりだったけど、読みながら想起させられる記憶と感情が思いの外多く、自分にとって特別な野球選手だったのだと気付かされる。「怪我」と題された第14章以降を読むのは辛いものがあったが、包み隠さず当時を描いているからこその読み応えがあり。