【感想・ネタバレ】濁流(下) 組織悪に抗した男たちのレビュー

あらすじ

政財界のフィクサーを自任する経済誌主幹は、たえず怒鳴る。“お籠もり”を強要する。さらには取り屋の本領まる出しの新事業を企画する。隠忍自重も限界、とうとう勇気をもって抗する男たちがあらわれた。濁流の底から“正すべきは正す”着実な動きがひろがる。企業社会の窺いしれぬ実態を活写した力作長篇。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

産業経済社主幹杉野良治、常務田宮大二郎、主幹の娘治子、主幹の愛人で秘書の古村綾、インチキ宗教教祖山本はな・・・登場人物の人間模様
雑誌「帝都経済」で取り屋の本領発揮のスギリョウ。
最後の吉田の行動には拍手。吉田側に立ち会社を辞めていく大二郎もすばらしい。最後にわらうのは綾。治子と結婚した大二郎が辞めていくことになり後自分の息子を入社させる魂胆。
物語は今から20年位前の時代、この会社今どうなってるんだろう。

0
2013年01月26日

「小説」ランキング