あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
気になる食事メニューから からだのひみつまで
鳥たちの食まわり事情をまるっと大紹介!
※文章すべてにふりがながふられており、小学校中学年以上対象の書籍です。
あの鳥、なにを食べているの?
一般にはあまり知られていない食性、食べもののとり方、食べ方まで…食べたり食べられたりという自然界のつながりが凝縮された、鳥たちの謎多き食卓事情にせまります!
身近な野鳥の名前や特徴についてはだいぶわかるようになってきた♪という人、鳥のことがもっと知りたい!という人の好奇心にお応えする、鳥図鑑シリーズ第2弾。今回のテーマは「食」です。
微生物、藻類、植物、動物…昆虫、ミミズやゴカイ、カニにザリガニ、そのほかの陸生生物や水生生物、魚類、は虫類、鳥類、ほ乳類などなど――。鳥の食べものには動物質と植物質があり、食の対象はその種やくらす環境によって異なりますが、じつに広範囲かつ多彩です。
そんな鳥のからだは、くちばしや足や翼など、食べものをできるだけうまく採ったり捕ったりするために、さまざまな変化を遂げてきました。鳥たちはどのような食べものを、どのようにとって、どのように食べているのか。本書は、食べものの対象、種類だけでなく、その採食、捕食の流れが鳥の形態や生態も含めて見えてくる図鑑です。
【本書の内容】
◆プロローグ 鳥の親子のごはんのじかん スズメ/ノビタキ/メジロ/ツバメ/ハヤブサ …など
◆鳥と食べものにまつわる基礎知識 鳥たちの食のひみつをひもとく第一歩
鳥ってなにを食べているの? / 鳥のからだの消化のしくみ / 仲間と食べものの関係
形態と食べものの関係 / 生息地=食べものがある場所
渡りと食べものの関係 / 鳥と食べものと食物連鎖
◆鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑 鳥たちの食生活のふしぎと技にせまる
生態ピラミッドの頂点 猛きん類=王者の食卓ってどんなもの?
猛きん類の代表、ワシとタカ、ハヤブサの基本的な獲物のとり方
ナイトハンター フクロウの仲間の夜型の狩りの特徴
食べものをいつも他の鳥からブンどるギャングな鳥たち
ツバメの仲間ほかフライングキャッチが得意な鳥たち …など
◆〈エリア別〉鳥たちの採る捕るの瞬間!写真館
山地・森林で見られる鳥編 エゾライチョウ/サンコウチョウ/キクイタダキ/ジュウイチ …など
平地・草原で見られる鳥編 ジョウビタキ/チョウゲンボウ/ホオアカ/ベニマシコ …など
川・湖沼で見られる鳥編 カワウ/コハクチョウ/ヨシゴイ/オオバン …など
海岸・外洋で見られる鳥編 コアジサシ/ミサゴ/ダイゼン/ミヤコドリ …など
◆鳥たちの食べる実がなる樹木 鳥の世界がもっとわかる!資料集
アキグミ/イイギリ/ウバメガシ/トベラ/ハマヒサカキ/ヤマグワ …など
◆フィールドノート(自然観察ノート)をつくろう
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私が鳥に詳しくないので、これは違う!とか、わからないのですが、写真がとにかく凄いです。補食時は危険も多いので警戒していると思いますが、よくこの瞬間を撮影しているなぁ。と、感心しきり。
今日見かけた鳥がどんな物をどんなふうに食べるのか?見ていくと楽しいかもしれません。
総ルビなので、興味のある子は低学年でも調べられるかと思います。
Posted by ブクログ
きれいな写真が多く、鳥の生態について理解を深めてくれる1冊。
でも、時々、説明が日本語的に読みにくかったり、写真とその説明とが結びつかなかったりする箇所が少しあります。
例えば、カケスが、哺乳類の肉を食べてるように見える写真のところに、果実や種子を食べる、と記載があり、違和感を覚えました。
この「おもしろふしぎ鳥類学の世界」シリーズのうち、
『鳥のなかま&分類・系統図鑑』は割と気に入っていて、よく参照するのですが、それでも、
ツバメが「ツバメ目」と誤って記載されている箇所があって、気になっています。
(正しくは「スズメ目」)
そのため、このシリーズを読むときは、
他の図鑑なども適宜参照しながら、自分の中で情報を精査したほうがいいと思います。