【感想・ネタバレ】セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏のレビュー

あらすじ

高1の安斎えるもは、この春、3年ぶりに東京から地元(ド田舎)に戻ってきた。いろいろあって、ボロボロになっていたえるもだが、久しぶりに見上げた地元の星空に感動し、天文部に入ることを決める。
しかし、天文部には変人の先輩が一人しかいないという状態だった……。
えるもは、部の存続のため奔走する中で、元来の利発さや情熱を発揮するようになっていく。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

東京で中学3年間を過ごして再び久閑野に戻って来たえるも。久閑野にはなんにもないと、魅力を感じることができないでいた。久閑野高校には、部員が嵐士先輩ひとりだけの存続が危ぶまれている天文部があった。空を見上げることは好きだったが、天文のことは何も知らなかったえるもだったが、ふとしたきっかけで天文部に入ることになる。幼馴染も引き込んで、天文部存続に向けて動き出す。「私たちはみんなみんなお互い足を引っ張り合って生きてくの」というえるもの母の言葉が心に残った。それぞれの心が溶けて、めんどうでも関わりあうことの温かさが感じられて素敵な物語だった。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

天川さん2作品目。主人公のSNS依存はやりすぎにも思えるがもしかしたら現実でもこれくらいなのかなと感じながら読んだ。名前って気に入ってる気に入ってないに関わらず、どんな由来でつけられたものなのか考えるのって楽しいかもな〜と感じた。

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2024年08月10日

Posted by ブクログ

2作目から読んでしまったため、遡ってこちらも読んでみた。
1作目では2作目と比べると天文が…というより人間関係重視という印象を受けた。
人間関係を表現するときに星に例えるのが素敵。

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2023年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SNS依存症のえるも、自分を偽り人の目を気にしながらスマホを手に。悪意ある書き込みから体調を崩し3年ぶりに東京から幼なじみがいる田舎へ。そこで行きがかり上、天文部に入部。廃部寸前の天文部と無愛想な嵐人先輩の板挟みながらも仲間を増やし天文部の廃部阻止に動こうとする。嵐士先輩の過去や、体調不良に追い込まれるきっかけとなった書き込みの真相に驚愕。辻村深月さんの「この夏の星を見る」の中のとある高校の一つの物語と思わさせられる内容。このままスターキャッチCに参加しても良いのではと思わさせられる内容でした。

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2023年10月22日

Posted by ブクログ

3年ぶりに東京から地元、久閑野に戻ってきた高校一年生の「私」は、ふとしたきっかけで部員ただ一人の天文学部に入ることに。その部員は、嵐士先輩という変わり者で、星以外には興味がないみたい。
幼馴染の古雪と晴彦も巻き込んで、私の久閑高生活が始まった。


いち高校生の青春を描いたお話。現代のお話を書く上でSNSは欠かせない中、こういうことも実際、身近に起こることかもしれないなと思いながら読みました。
だんだんと天文に興味を持っていく主人公の勉強熱心さは、そこまで掘り下げられていませんでしたが、一生懸命で見えていないところで努力しているんだなと、その素直さに好感を持てました。



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2023年07月15日

Posted by ブクログ

悪くはないのだが、先に辻村深月の「この夏の星を見る」を読んでいたので物足りない感じ。

こちらは児童書であちらは一般書、仕方ないとは思うが、良いお話だったので一つひとつのエピソードを深く読みたかったとも思う。

秋と冬もあるのかなぁ。

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2023年08月14日

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どんなにSNSで繋がっていても人間は1人だ。大事なものはスマホの中の薄っぺらい人間関係ではない。でも孤独に慣れる必要はない。関係が出来た以上、誰かに良くも悪くも影響を与えているのだから。嵐士先輩と星を通して人間として成長したえるも。爽やかな読後感でした。

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

いまの時代のこどもは生きるのが大変だな。主人公や先輩の成長が少しうかがえたところで、秋と冬へ物語は続くのでしょうか。

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2023年06月09日

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事情があり、久閑野→東京→久閑野と引っ越しをした主人公えるも。
SNSでの友達との付き合い方、「映え」を意識した暮らし。
今の高校生はなかなか大変だなと思う。
昔以上に一人でいることに不安を感じるかもしれない。
ふとしたことで入った天文部で、嵐士との出会いや天体観測を通じて、新たな気付きを得たえるも
高校生のまだまだ未熟な面もうまく描かれていて、爽やかな成長物語だった。

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2023年05月30日

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