あらすじ
母親の浮気に嫌気がさしていた智はアパートの隣人である裕一と仲良くなる。誰かを好きになることはない、無意味だ、という智に「それでもきっと誰かを好きになるよ」と裕一に慰められた夏休みのある出来事。それが10年後に初恋の死霊となって息をふきかえすとは思ってもいなかった…。『全ての不幸の元は初恋の祟りである。』ロングセラーで未だ人気が衰えない本作品は草間さかえの代表作ともなった長編ボーイズラブ。これを読めば草間ワールドが堪能できます!
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Posted by ブクログ
初恋の死霊に取り憑かれた二人の話。
「地下鉄の犬」や「真昼の恋」のようなあまあまもいいのですが、こういう乾いた雰囲気もいいですね。
最後に行き着くところは同じなので安心しましたが。
「この先あんたが被る全ての原因の俺の事を忘れるな」って、もしかしてものすごい熱烈な告白なのではありませんか?
お話もさるとこながら、装丁も素敵です。
表紙の背景が若冲のようでたまらない。