あらすじ
笑えて泣ける岸田家の日々のこと
大反響を呼んだ単行本
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』が、
ついに文庫化しました!
かきたし原稿「表紙の絵の味」と、
作家・一穂ミチさんの解説でパワーアップ!
真夏の甲子園でホットコーヒーの売り子をしたり、
試着に1時間かかるブラジャーを買ったりと、
なぜか日々おもしろいことが起きてしまう作家・岸田奈美がつづる、
情報過多の日々のこと。
大丈夫な家族と、大丈夫じゃない日々を、
疾走感あふれるリズミカルな文章で、
軽やかにユーモラスにとびこえる。
“弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった”
“母に「死んでもいいよ」といった日”
など傑作エッセイを多数収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
岸田奈美さんの初の単行本が2年半ぶりに文庫化します。
この2年半の間に、岸田家にはいろんなことがあったと思います。
そんな岸田さんの2年半の思いは、
「文庫あとがき(おかわり)」でたっぷり語られています。
また、かきたし原稿「表紙の絵の味」では、
岸田さんが手がけた表紙のイラストについて、
装丁家・祖父江慎さんとのやりとりの裏話が。
そして、必見なのは作家・一穂ミチさんの「解説」です。
解説では、私、思わず涙がこぼれました。
ひと味ちがう岸田奈美ワールドをぜひご一読ください。
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
父親は早くに亡くなり、弟はダウン症。
母も車椅子になる。
苦労しかしなさそうな家族の、苦労はしてるんだろうけど、それをまったくかんじさせないエッセイ。
文章が読みやすい。一方的に話し続けてる関西人のおばちゃんのようなかんじ。
ダウン症の弟を無駄に卑下することもなければ、過剰に評価してるわけでもない。
ただ1個人として扱う。
当たり前だけど、なかなか当たり前にできることではない。
とにかく面白く、楽しいエッセイでした!
Posted by ブクログ
misachi68さんのレビューで、文庫化されたことを知りました。ありがとうございます。
とても面白くて泣けるエッセイでした。
以下「はじめに」の部分を要約して引用しますので、これから読まれる方はお気をつけください。
岸田奈美さんは父、母、弟、奈美さんの四人家族でした。
でも中学二年生の時
「パパなんか死んでしまえ」と言ってしまったその夜、お父様は急性心筋梗塞で病院に運ばれ、意識不明になられ2週間後亡くなられてしまいます。
いちばん大好きなお父様との最期の会話がいちばん伝えたくなかった言葉になってしまったそうです。
「パパは救急車に乗るとき、何回も言っていた。『奈美ちゃんは大丈夫や』『奈美ちゃんはオレに似とる』『だから絶対に大丈夫や』」って。たぶん、もう自分が助からなんってわかってたんやろうね」とお母様がおっしゃったそうです。
ある日ぜんぜん大丈夫じゃない奈美さんにお母様からお父様の日記が送られてきたそうです。
その日記には
「だれか、僕が住む街の小説を書いてほしい」と書かれていて、そのだれかというのはわたしのことだと思った奈美さんは書き始めたそうです。
奈美さんのご家族はお母様は車いす生活で弟さんはダウン症だそうです。
それでも奈美さんは負けずにがんばられた家族思いの奈美さんの笑いと涙のエッセイです。