あらすじ
誰も教えてくれなかった、
“チームが生き生きする”人事評価。
「何を言えばいいかわからない」
「厳しいことが伝えづらい」
「“パワハラ”と騒がれそうで怖い」
「いつも同じこと言ってる気がする」……
人事評価に苦手意識を持つ管理職は多い。
でも押さえるポイントがわかれば、どう評価するか、何をどう伝えるか、もう迷わない!
本書は、目標設定のフレームワーク、評価者にとって悩ましいシチュエーションの攻略法、「成果と成長」を促す評価の伝え方など、すぐに役立つノウハウが満載。
すべての管理職必携の新たな定番書。
●人事評価は目標設定が9割
●目標設定は「要素分解」で
●「SMART」な目標設定とは?
●「IDEA」で目標運用を
●若手のキャリア観とは?
●「金銭報酬」と「感情報酬」
●評価に「メッセージ」を込める
●「成長期待直線」と「成長実感曲線」
●評価者の隠れたバイアスにご注意
●評価の基準はどうやってそろえる?
●あなたの部下は「山登り型」?「川下り型」?
●「face to face」より「side by side」
●「ロジック」より「モチベーション」
●「問題抽出」より「課題設定」
●「伝える」より「伝わる」
●「表層深層フレーム」で隠れた前提を浮き彫りに
●面談の基本的な型とは?
■著者紹介■
川内正直
株式会社リンクアンドモチベーション 常務執行役員
組織人事領域のコンサルタント・プロジェクトマネジャーとして顧客企業の変革を成功に導く傍ら、新拠点立上げ、新規事業部門立ち上げなどを担当。2010年、同社執行役員に当時最年少で着任。グループ会社の取締役を経て、2018年、同社取締役に就任。組織戦略、組織開発、人材開発などのテーマで経営者やビジネスパーソン向けセミナー・講演や各種メディアへの寄稿多数。
■目次■
序章 今、人事評価に求められていること
第1章 評価者になったら知っておくべきこと
[コラム]「ジョブ型雇用」になったらどうなる?
第2章 評価がうまくいく目標設定の方法とは?
第3章 納得感の高い評価のつけ方とは?
第4章 評価を伝えるうえで部下を理解するには?
第5章 成果と成長を促す評価の伝え方とは?
[コラム]心理的安全性が注目される理由
付録1 目標の要素分解[事例集]
付録2 「表層深層フレーム」に基づく評価のすり合わせ[事例集]
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
<ワード>
・目標を「対象」「基準」「方法」に分ける
・評価者の隠れたバイアス
「参照点バイアス」「同調性バイアス」「近視眼バイアス」「現状維持バイアス」
・face to faceではなく、side by side
<気づき>
人事評価の難しさ、沼にはまっているので、いろいろな本を読んでいるが、
フレームワークやテクニカルで解決できないことは理解しつつも、
心の理解を深め、対峙する姿勢を極めるのは、もはやカウンセリングの領域。
この本には、その両方がバランスよく織り込まれていて、
今の私には非常に受け止めやすく、実践できそうな内容だった。
Posted by ブクログ
マネージャー向けの人事評価の解説本。
この前読んだやつよりもより具体で実践的でわかりやすい。
この前のやつで理論を抑えて、こっちでも、こっちで実務を知って理論を抑えるでもよし。
使いやすいフレームが紹介されるけど、理論的背景とかは別で学ぶと良いと思う。しかしわかりやすい。
Posted by ブクログ
人事評価は、成長のための評価を目的としており、査定という一方的な判断ではなく、評価を通じて一緒に成長するものである。
仕組みを変えることは難しいが「運用」を変えることはできるとして、その方法にfocusした本。
評価のときの具体的な伝え方だけでなく、何故それが求められるかも説明されている。
人材育成や評価方法はメッセージを明確にすることが必要であり、組織にとってどのような成長をして能力を発揮してもらいたいかをあらわす。
当たり前のことが書いてあるかもしれないが、その当たり前をここまで丁寧に言語化しているという点でよい本。再読したい。
Posted by ブクログ
リンクアンドモチベーションによるHR,人事組織論。日本の会社による日本人に合わせたメソッドを期待して手に取る。
基本的に、どのようなやり方をやっても全員を満足させられるような手法はまず存在しない。本書でも人事制度の目的は、社員を満足させることではなく、経営戦略を実現するための手段であると定義されているが、その通りであろう。ただ、それを説明するためにパウロスの当選モデルという理解できないようなフレームワークを提示していたが、そのような面倒な解説をせずとも、上記の定義を基本的な前提として提示するだけで十分ではある。そうした意味で本書は冗長な部分が多い。ページ数を稼ぐためにやっているのかもしれない。