あらすじ
「虚構と現実のあわいに君臨する異能の作家。」(山口雅也)
「人形は死を告げる」「つなわたりの密室」「殺人者」「殺しの時間」「わたしはふたつの死に憑かれ」「恐ろしく奇妙な夜」の6編を収録した、『赤い右手』の作者ジョエル・タウンズリー・ロジャーズによる中短編傑作集。
【アラート】ネタバレの恐れがあるのであらすじ等は一切書きません。
《目次》
【炉辺談話】 『恐ろしく奇妙な夜』(山口雅也)
人形は死を告げる
つなわたりの密室
殺人者
殺しの時間
わたしはふたつの死に憑かれ
恐ろしく奇妙な夜
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初の短編は面白かったが、あとのははじめの方でネタがわかってしまい、さらにドンデン返しがあるといいなと思ったがなかった。発表当時は画期的だったのかも知れないが。
Posted by ブクログ
70~80年前の中短編サスペンス集。筆者ロジャースは、ハーヴァード大学出身の秀才であり、そのサスペンス作品群は近年復刻が進んでいる説明にあった。
なるほど、私が学生時代読んだサスペンス作品に臭いがしたはず。
6編の中短編が掲載されており、いずれも現実と虚構の間にあるグレーゾーンで読み手を綱渡りしているようなふらつき感の空間に泳がせるような技が冴えている。
種明かしをすると【それはないだろう】とか【現実性に欠けるなぁ】と感じるのもあったけど、それも遊びの内として。。。。。