【感想・ネタバレ】その輝きを僕は知らないのレビュー

あらすじ

名門大学で生物化学の博士課程を目指す院生のウォレスは、南部出身の黒人でゲイ。ある夏、表向きはストレートの白人の同級生との出会いが、彼の中に眠っていた感情、痛み、渇きを呼び起こす。米国のミレニアル世代のリアルな葛藤を描く、ブッカー賞最終候補作

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
黒人でゲイであることに興味が引かれた。文学的。
海外のBLを読んだことがあるが、それよりも文学的だし、エンタメとしては面白くは無いが、じっくり人間が描かれていて面白かった。
メインの時間軸は週末の出来事。映画の「WEEK END」でも見た。
過去の出来事がえぐすぎる。トラウマとしてはヤバい。だけど、その傷を傷として見ずにやりすごすことでウォレスは生き延びてきたので、いまさら簡単にはやめられない。
たびたび、相手から自己中だと言われるの面白いな。他人への観察はしてるのに、結局は自分を優先してるのがうかがえる。
そうやって身を守ってきたから仕方ない。これ以上傷つきたくないもんな。
ミラーとは別にちょっと寝てすぐ捨てられるか別れるか、やっぱダメだったよパターンかと思ったら続いてて良かった。

いやあ、でも、実験をぶち壊すのはキレるだろ。やっちゃダメだろ。加害者のケアまでしないといけないの?だるいね。

中西部の名門大学院の理系院生の生活を味わえて面白かった。酒ばっか飲む。

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2023年06月18日

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