ブランドンテイラーの作品一覧
「ブランドンテイラー」の「その輝きを僕は知らない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ブランドンテイラー」の「その輝きを僕は知らない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
理系の大学院に通うウォレスは同性愛者で黒人。周りは白人が多く、その中にいることの窮屈さ、生きづらさが描かれていく。何気ない会話の中で感じる差別や、悪意。そんな時に出会った白人男性のミラー。異性愛者のミラーと関係を始めていくと、少しずつ良くも悪くも変化が起きる。わかってほしい、わかるわけないということや、自分を語ることを諦めるようなこと。昔から受けてきた差別の影響の大きさがいつまでも残っている。無意識に向けられる言葉や視線の怖さ、心理的な負担。その重みが読み手にものしかかってくるような感じがあった。今のたくさんの問題のリアルがここにあるように思う。
Posted by ブクログ
面白かった。
黒人でゲイであることに興味が引かれた。文学的。
海外のBLを読んだことがあるが、それよりも文学的だし、エンタメとしては面白くは無いが、じっくり人間が描かれていて面白かった。
メインの時間軸は週末の出来事。映画の「WEEK END」でも見た。
過去の出来事がえぐすぎる。トラウマとしてはヤバい。だけど、その傷を傷として見ずにやりすごすことでウォレスは生き延びてきたので、いまさら簡単にはやめられない。
たびたび、相手から自己中だと言われるの面白いな。他人への観察はしてるのに、結局は自分を優先してるのがうかがえる。
そうやって身を守ってきたから仕方ない。これ以上傷つきたくないもんな。
ミ