【感想・ネタバレ】灰色のシンデレラのレビュー

ブロンウィン・ジェイムスン / 麻生歩

金ならいくらでも出す、どうしても君を雇いたい－－派遣ハウスキーパーとして働くイザベルのもとに、誰もが知る有名実業家のクリスティアーノ・ベロンから指名で依頼が舞い込んだ。住む世界の違う億万長者がどうして私なんかにこだわるのかしら？その理由はすぐにわかった。なんと彼は人違いでイザベルをふしだらな女だと思い込み、誘惑するため出張先の別荘まで彼女を呼びつけたのだ。とんでもない誤解だと思いつつも、危険な熱い眼差しに胸は高鳴るばかりで…!?

[G · ★★★★★]

思ってたラストとは…。

違いました。
誠実で美人なヒロインが妹のために真実を探ろうとしてリッチでイケメンのヒーローに辿り着き、妊娠した妹の相手とされるヒーローの友人に確認することから始まったけれど、そこから次々と係わる男女が出て来て、なかなか予想を覆されたので面白かったです。

妹の相手とされていた彼はヒーローの妹の婚約者だったのでヒーローは可愛い妹を守るためにヒロインを嘘つき呼ばわりしていたり、妊婦のヒロイン妹は姉と違った美女で一見すると悪女に見えたし、相手と疑われたヒーロー妹の婚約者も以前は女たらしのプレイボーイだったから、この中の誰かが嘘をついてるよね？と思いながらも読めたので楽しめましたし、ラストはハッピーエンドだったので良かったです。

ただ、ラストはアッサリだったな。