【感想・ネタバレ】二十世紀の10大ピアニストのレビュー

あらすじ

〈名ピアニスト〉はいつの世もいる。しかし世紀を代表する〈巨匠〉は稀である。天才的な技巧や感性、音楽的業績だけでは計れない〈巨匠〉という存在、それは戦争で世界が混乱する二十世紀、同時多発的に開花した。当時、作曲家としてよりピアニストとして名高かったラフマニノフ、神技のホロヴィッツ、情感溢れるルービンシュタイン……他、計10人の大ピアニストが運命的に出会い、からみ合い、それぞれの人生と音楽を変えてゆく――。歴史の流れと共に消えた最後の巨匠たちの物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ホロヴィッツの演奏を聴いて、他のピアニストとは違う「何か」を感じ、その「何か」を見極めたくて、この本を手にした。著者は、「執筆中、極端に言えば、ホロヴィッツとルービンシュタイン―この二人のCDさえあれば他はいらない…」、「ホロヴィッツは中毒になる…」とまで書いている。ますます、ホロヴィッツに興味を持ってしまった、がまだ見極められず。吉田秀和氏の『世界のピアニスト』なども読んでみよう…。ホロヴィッツに「彼こそナンバーワン」と言わしめる(作曲家として有名な)ラフマニノフの演奏も聴かなくては…。

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2012年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

軸になるのはホロヴィッツとルービンシュタイン、そしてラフマニノフです。

二十世紀という激動の時代を生きた偉大なピアニストたちが互いに人間として絡み合いながら、その芸術を高め合ったりライヴァル視したりしていた様子が編年体で語られています。おかげで誰か一人の本だけ読んでいては分からないお互いの関係や政治というものに翻弄された様子がよくわかって面白かったです。

それにしても皆、なんて素晴らしい名演を遺してくれたことか!

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2019年03月22日

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