あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
心―直観や錯覚―にまつわるパラドクス。それが本書のモチーフです。哲学や科学の有名な諸問題をリンク付けて体系化した問題集という点では前著「論理パラドクス」「論理サバイバル」と同じですが、視点というか、出題方法が異なっています。パラドクスの解決を読者に直接求めた「論パラ」「論サバ」に対し、本書では、解決以前の「問題の成り立ち」をたびたび問いかけました。つまり、各問題の表題になっている「心の会計簿」「パーキー効果」等々といった学術用語を知る人にとっては知識だけで解ける問題が大半ですが、そうした用語を知らなかった人は、頭を使いながらパラドクスを自ら構成する楽しみを味わえるでしょう。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
パラドクスの列挙
こじつけぽいものもあるがトピック絞れば面白かった
以下好きなトピック
=====
罪でない「脅し」と「要求」を同時にすると、恐喝として罪になる理由について
実行側はそれぞれの単体行動より明確に有利のため、自然に恐喝まで進む
受けた側はその対策が取りやすく暴力性が拡大しやすい
(脅しと要求が罪に問われないことは言及なし)
罪悪感を持つことで快感を得て元行為を省みない、それは罪悪感を持たない状態と比較してどうか
本の回答は、
罪悪感を持つことは善だがそれをすることによる悦は別の理解
囚人のジレンマゲームで、不特定多数を相手に繰り返し試行した際に、高得点になるアルゴリズムは、次の手に相手の手を真似るもの
ランダムウォークの性質は独立かつ不偏
人がランダムウォークを真似て作った動きは、独立性を忘れがち
(分散への感覚が弱い?)
衛生環境が悪い状況でのウィルスは攻撃性が低いか高いか
宿主を移る時間が短くなると考えられるため、宿主を滅しても問題生じないため攻撃性は高い
「パンダ・サル・バナナ」から近い関係の2単語を抽出するとき、
アメリカ人は動物で抜いてアジア人は文脈(サルとバナナ)で抜き出しがち
欧米人はシンプルな構造での、アジア人は背景を組み込んだ思考をしがち
Posted by ブクログ
なかなか面白そうなので思わず衝動買い(笑)
その好奇から、サクサクっと読めると踏んでいたのですが…中盤から終盤にかけて、???の連続で。。
僕の理解力と想像力は乏しいものだと痛感しました(笑)
ほほー!!と思った問題1問を
哲学者マックス・ブラックの学生が、海外で研究発表をすることになったのだが、飛行機に乗るのをこわがった。
テロリストが爆弾を持ち込むかもしれないというのだ。
そこでブラックは彼女にこう言った。
『誰かが爆弾を持ち込むというのは、ありえなくはない。
しかしどうだね、たまたま2人の人間がそれぞれ別個に爆弾を持ち込む確率はほぼゼロではないだろうか』
『ええ、まあ、2人重なることはほとんどありえないと思います。だけど1人でも爆弾を持ち込めば危険なわけで……』
『だったら、きみ自身が爆弾を持ち込んだらどうだ。2人重なることはまずないのだから、きみの他に1人爆弾を持ち込む確率はほぼゼロになるだろう。それで安心だ』
ブラックはもちろんジョークとして言っているのだが、ブラックのこの理屈は本当は正しいのだろうか、それとも間違っているのだろうか。