【感想・ネタバレ】交換殺人には向かない夜のレビュー

あらすじ

不倫調査のため、使用人を装い山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫(うかいもりお)。ガールフレンドに誘われ、彼女の友人の山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平(とむらりゅうへい)。寂(さび)れた商店街で起こった女性の刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。無関係に見えた出来事の背後で、交換殺人は密(ひそ)やかに進行していた……。全編にちりばめられたギャグの裏に配された鮮やかな伏線! 傑作本格推理。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ4作目。これまでのシリーズ作品とは一風変わったミステリー。そのトリックに見事にしてやられた。『密室の鍵貸します』の映画トリックのオマージュ的なやつも使われてていいね。全然関係なかったけど(笑)流平だからこその深読みw

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2023年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東川篤哉の長篇ミステリ作品『交換殺人には向かない夜』を読みました。
『完全犯罪に猫は何匹必要か?』に続き、東川篤哉の作品です。

-----story-------------
不倫調査のため、使用人を装い山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。
ガールフレンドに誘われ、彼女の友人の山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。
寂れた商店街で起こった女性の刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。
無関係に見えた出来事の背後で、交換殺人は密やかに進行していた……。
全編にちりばめられたギャグの裏に配された鮮やかな伏線! 
傑作本格推理。
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2005年(平成17年)に刊行された、架空の地方都市・烏賊川市を舞台に繰り広げられる本格ユーモア・ミステリ・烏賊川市シリーズの第4作です。

 ■プロローグ
 ■【発端の部】
  ・鵜飼杜夫探偵事務所(鵜飼・朱美)
  ・十乗寺さくら再び(流平・さくら)
 ■【昼の部】
  ・善通寺家への侵入(鵜飼・朱美)
  ・ひまわり荘への道のり(流平・さくら)
 ■【夜の部】
  ・鶴見通りの死体(刑事たち)
  ・善通寺春彦への電話(鵜飼・朱美)
  ・露天風呂の悪党(流平・さくら)
 ■【深夜の部】
  ・扇町通りのアクシデント(刑事たち)
  ・真夜中の穴掘り(鵜飼・朱美)
  ・『映画監督サイコ』(流平・さくら)
  ・掘り返された過去(鵜飼・朱美)
  ・泥のついた死体(流平・さくら)
 ■【夜明けの部】
  ・『見知らぬ乗客』(鵜飼・朱美)
  ・真実にいたる小道(流平・さくら)
 ■【解決――引き裂かれた夜の果てに】
 ■エピローグ
 ■解説 佳多山大地

不倫調査を依頼され使用人を装い善通寺邸に潜入した名探偵・鵜飼杜夫(うかい もりお)と二宮朱美、

恋人?の十乗寺さくらに誘われ、さくらの友人・水樹彩子(サイコ)のセカンドハウスひまわり荘を訪ねた鵜飼の弟子・戸村流平、

鶴見通りで上品な女性が刺殺された事件を追う烏賊川市警察の砂川警部と志木刑事、そして和泉刑事、

この3つの視点でパラレルに物語は展開しますが、同一人物と思っていた人物が別人物だったり、別人物と思っていた人物が同一人物だったり、平行して語られる物語のひとつだけが過去のエピソードだったり、巧くミスリードさせられる叙述トリックが仕掛けてあって愉しめました… 3つの物語が、巧く一つの物語として溶け合う瞬間が印象的でしたね。

交換殺人の使い方も秀逸… コミカルな展開とミステリとしてのクオリティを両立させる抜群のバランス感覚が良いですねー 面白かったです。

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2022年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズものと知らず読む。
なんとなくイメージしてたものとは全く別の結果でびっくり。
そこまでギャグとも感じなかったけど、キャラクターの癖が強くて印象的だから人物把握に苦労はしなかった。それにまた騙されたところもあるけど笑
読みやすくて、謎解明もすっきりしててよかった。

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2023年01月19日

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ネタバレ

小説ならではのトリックは面白かった。
ラストのシーンのあえて書いた作者の意図を考えてしまうと、また違った展開があるのではないかと期待してしまう。

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2022年05月06日

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ネタバレ

 初作家。シリーズものと途中から知り不安だったが、今作が初見でも問題なく楽しめた。ただ、流平とさくらの関係性がよく分からずシリーズ知ってた方が分かりやすそう。

 全体的にコメディタッチなので、人死にまくるけど怖くはない。緊迫した場面はあまりなく、緩いやり取りが続くので気楽に読める。

 事件の真相に関しては特に驚きもなく犯人も予想通りという感じ。まあタイトルで「交換殺人」ってネタバレしてるようなもんだから仕方ないか。

 キャラはサイコが好き。美人なのに一人称オレで、言動が男っぽいギャップは強烈で印象に残る。刑事パートの女性とキャラ似てるなぁと感じたが、苗字違うし時系列一緒だと思ってたから同一人物だとは見抜けなかった。

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2024年12月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コメディ調で、軽いノリ。
今まで読んできたミステリーと毛色が違いすぎて、戸惑ったが3時間半くらいで読破。

注意深く読んだつもりだったが、時間差や同一人物など気づかなくて、最後驚いた。
テレビドラマのように脳内に再生された。

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2024年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初東川篤哉。推理小説専門の作家さんてこういう感じの文なんかね。歌野晶午とか折原一は直木賞候補になるだけあってしっかりしてるけど、流石にこの人はなることないね。
トリックが先にある感じで、キャラはさすがに舞台上の設定装置でしかない。
しかしさすが推理作家?なだけあって叙述トリックは見破れんかった。さすがにムズイわ。あらゐけいいちのイラストが良い味出してるけど、無理だわ。あと時系列ズラしてるのは上手かった。なるほどね。
ただしてやられた感が全然ないのはなんでだろ?
こういう叙述トリック系のはそういう感想抱くもんなんやけどね。
あと無粋に文章とかの話してるけど、そういう作家さんってことは認識してるし批判するつもりは全くない。テイストもそういうものだと割り切ってる。
でもやっぱり筋書きだけじゃ、あっと言わせる物語は難しいんかもね。

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2021年08月13日

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