あらすじ
■「欲」を追求する人間は、品格ある一流になれる!
欲求が弱い男は、一流になれない―。
自分の中の小さな欲求を明確にして、大きく育てた男だけが、
満足できる価値ある人生を謳歌する―。これが、本書のテーマです。
私は誤解を恐れず、あえて言わせていただきます。
「自分の中の欲求に忠実に従い、行動する男だけが、多くのものを得て、理想の人生を実現する」
一流の人間になるなら、この本質の話を知ることが必須の条件です。
根本的なことを知らなければ、どんなすばらしい道具(能力や情報)を
持っていても、ゴールにはたどり着けません。
あらゆることで満足する結果を得ているのは、
優しい男、真面目な男、頭がいいだけの男、能力が高いだけの男ではありません。
衝動に従って情熱的に行動してしまう男こそ、
欲しいものを手にし、上質な人生を生きています。
■何事も、行動しなければ、結果は得られないからです。
人間は自分に甘い生き物です。漫然と日々を過ごしていても、
行動など一生起こしません。
そこで、欲求の力を借りるのです。
欲求ほど強い「行動への動機付け」はないからです。
自分の中の欲求を見つけ、大きく育てる。
すると、自然と「行動せずにはいられない」状況になり、
人は物事に情熱的に向かい、結果を得ていくのです。
狙って、動く―。
これが、人間の「原理原則」なのです。
ぜひ、欲求を燃やし、理想のライフスタイルをつかんでください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
チェック項目7箇所。欲求が弱い男は、一流になれない――、自分の中の小さな欲求を明確にして、大きく育てた男だけが、満足できる価値ある人生を謳歌する――、これが、本書のテーマです。なぜ、やりたいことが全部できるのか――、なぜ、欲しいものがすべて手に入るのか――、やりたいことをすべて実現する人と、やり残して後悔する人には、ある違いがあります、それは、強い「欲求」を持っているか、持っていないのかの違いです。人は、自分の欲求に対してなら、留まることなく行動します、もし、本当に思考は現実化すると確信していたら、自分のやりたいことや欲しいものを明確に思い描き、それに向けて、一生懸命に生きるはずです。自分で選択して、自分で行動して、自分で責任を取る。メンターは見つけるものではなく、自分の中につくり上げていくもの。まずは、教えてもらう人に好かれる自分であってください、もっと言えばかわいげのある人です、「かわいげ」とは素直であること。一流の人たちはいつもゆったりと構え、常に落ち着いた態度に見えますが、ニュートラル、つまり自然体が一番力を発揮できるいい状態であることがわかっているからです。
(”キレイ事”を真に受けてはいけないか?)……人生でいちばんムダなのは「人と比べること」だとそうですが、他人との比較が愚かであるのはあなた自身わかっていることでしょう。人と自分を比べて生きるのは、他人の価値観を生きることだからです。
(一流の男は「信者にならない」?)……メンターといえどもしょせんは他人。メンターの価値観は他人の価値観です。他人の価値観、概念で捉えた物事をなぞっても、あなた本来の価値観で見つかった「究極の欲求」を達成することはできないでしょう。
(4つのポイントを押さえれば成長が加速する?)……何を、誰から、どう学び、どのようにアウトプットしていくか?
(「芯がブレない男」が大切にしているものとは?)……・潜在意識 ・「失敗」という概念はない⇒「意味づけ」と「解釈の違い」。
Posted by ブクログ
人間が考えたことや、感情や言葉にしたことは一つひとつエネルギーを持ち、善悪問わずすべて形となって表れるp21からの引用
すべてにエネルギーがあることを示している。その見えないものにエネルギーがあることを自覚しながら、日々を送っていきたいと思う。
自分の価値観をしっかり確立し、ブレない自分であることが大切です。p31
価値観はとても重要である。それはブレてはいけない。自身の仕事に置き換えて考えると、価値観がバラバラなまま子どもたちに指導をしてしまえば、あの時はこう言われたのに、今日はこう言われたと不信感や不満につながる。そのフラストレーションが溜まってしまったら、荒れや指導が通じない状況になってしまう。ブレないことの重要性を認識した一文である。
win-winな自尊心は、自信となって人間的な余裕を生み、その人の存在価値を高めます。p50
この一文を読み、互恵性という言葉を思い出した。お互いがハッピーになるような言葉がけをし、また明日も学校に行きたいと思えるようにしなければならないと痛感。
本物のミッションには高いエネルギーが生まれます。そのエネルギーが、行動という形になり、ミッションを実現しながら欲求を満たしていくのです。p71
本物とは何かをまず考えなければならない。自分の意思に偽りがないのか。何のためにそのミッションを達成するのか。そのエネルギーは川の水のようなものである。水は高い場所から流れていく。その高い場所から落ちていく力が、理科的に言えば位置エネルギーが運動エネルギーに変わる力を行動で示し、自身のミッションを日々ブラッシュアップしながら、欲求を満たしていく必要がある。
自分の目指すべき目標に対しての指針を示し、情報を与えてくれる指南役はひとりである必要はありません。p81
簡単に言えば、他人から学びたいことを自身に取り入れていくことが重要である。それはどんな人からでも良い。そのスポンジのような吸収力、その情報を取捨選択しながら、生きて理想な自分へと行動していかなければならない。
「究極のブレない自分」こそ「理想の自分」p87ブレがあっては、ならない。ブレに関しては、書いてあるが、理想の自分を手に入れるために、ブレない価値観で自己分析をしていくことが重要である。
波風の立たない安定した日々を生きているより、「負けるもんか」と必死になっているときのほうが人は能力を発揮しやすいp90
必死になると火事場の馬鹿力のように力を発揮しやすい。ミッションを達成したからといい、燃え尽きてはいけない。「負けるもんか」というエネルギーが能力を発揮させる原動力である。
仮に、結果が出なくても、「経験した」という自信はつきます。p188
経験は財産である。その経験を生かし、必死に生きていきたい。その経験は、良いことも良くないこともある。その経験をただ過ぎ去った事実として捉えるのではなく、経験したことを自信につなげていくことが重要である。
人は何かを成し遂げていくとき、その一方で何かを失っていくのは事実であり、しかたのないことです。p197
本書のコンセプトとは異なる記述である。何かを成し遂げるために、犠牲はつきものであると自分も考え、行動してきた。人の遊んでいる時に、すべきことをして実力を発揮させていきたいと考える。しかし、決して自身に寄ってはいけない。理想の自分を求めるために、ブラッシュアップしながら行動していくことが重要である。
言葉にもエネルギーがあって、その影響力はあなたが思っているよりずっと大きいp203
宗教的な記述である。確かにエネルギーがあると自分も感じている。そのエネルギーが良い影響も悪い影響の両方あるように思える。子どもたちに日々伝えている言葉が良いエネルギーを与えているのだろうかと見つめ直していきたい。そのエネルギーを大切にしているのは、菊池先生のような褒め言葉のシャワーではないか。
一流とは「仕事」「お金」「人間関係」「健康」などの理想通りの手に入れていることである。その一流を目指し、行動していくことが重要である。日々、理想の自分を求め、明確な価値観を持ち続け、日々ブラッシュアップしていくことが重要である。向上心を持ち続け、行動していく人が読んでいく本である。
Posted by ブクログ
自己啓発書を読んだ方ならお分かりかと思われる、有名な著者。その著者自らの目標の定め方と達成方法を記した一冊。
この手の書籍は似たような印象を受けますが、要は読んでどのように行動に移すか。読んで満足する人が多いのが事実で有る故に、その部分のヒントが得られればと期待することも。
実際、著者のように思いを実現させている人が居る事も事実。ただ、人まねで簡単に成功するほど世の中は甘くない認識も忘れないに越したことなし。