あらすじ
第9回スニーカー大賞〈優秀賞〉受賞作! 最近、平磐は青い手袋姿の撲殺魔(実は殺してないけど)で話題騒然。って、最新の犠牲者は僕なのか!? 三助は隣家に引越してきた少女夏月に誘われた公園で、噂の怪人に殴られる。その正体は…夏月!? 彼女は自分の幽体から武器を生みだせる異能者タマラセで、市内に急増するタマラセの力に目覚める者を止めるためやってきたのだ。可愛い怪力娘に頼られた三助は奇妙な能力者との戦いに突入する!
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Posted by ブクログ
ライトノベルらしいライトノベル。
普通に良質でおもしろくて、おもしろくて、おもしろくて、すごくおもしろかった。
決着の着き方が良い意味で意外で、高評価。
能力名がスタンド名っぽく、無駄にかっこいい(笑)
三人の関係は三角関係に発展するのか、まだ様子見の様子。
三助と夏月のカップルに萌える。
九里浜……作戦を大声で喋るなよ……イラッとするなぁ。
デビュー作としては、かなりの完成度で、突き抜けたものを持っているように思える。
惜しむべき点。
作中で人が殺されるということがこの作品に違和感をもたらしている。主人公の殺人への認識が淡白だからだろうか。
イラストも雑すぎ! キャラデザこのままで、もっと丁寧な絵がいい。表紙デザインもイマイチで、これだけでかなり損していると思う。
最後の編集部の解説は的外れだと思う。販売促進が主目的だから仕方ないと思うけど、夏月が成り行きに感謝しているとあるがそうじゃないでしょ。そんなヨコシマな考えは持たないと思うのだが。
Posted by ブクログ
第9回角川スニーカー大賞<優秀賞>受賞作。
片田舎の平磐で、撲殺魔(殺してはいない)のヒロイン夏月と主人公の三助がタマラセと呼ばれる異能を駆使して残虐ファイトを繰り広げる。
シュールなネタがキラりと光る良作でした。それからバトルシーンが血なまぐさい。一つの章の中でさらに細分化したショートエピソード的な段落分けがされており、テンポよくある種四コママンガのようにさくさく読み進んでいける。欠点、といえば少し人を選ぶかもしれないところかな? ライトノベルに多い女の子キャラが特別可愛いとかも少なめだし、なにより小ネタのシュール加減がツボる人にしかオススメできないからなあ。個人的にはすごいよかったけど。あとすでにシリーズ完結しているので、全巻集めるのも簡単でオススメ。
Posted by ブクログ
押せば響くという表現のように、笑わすところは笑わせてくれた。これが処女作とは思えないね。
話そのものは意外と重い。普通によく人が死ぬ。主人公と敵対するサイドの人間や脇役的な人間は、その死自体が軽い。
これから期待したい作品には違いない。
Posted by ブクログ
異能力系学園?ラブコメ物。
能力者たちの血によって感染する異能力。
隣に引っ越してきた女の子は組織から派遣されてきた能力殺しの親子だった・・・!
斬新なストーリーではないが、楽しく読める作品かと。
文章の書き方に癖があるので読みづらいと感じる人はいるかも。
設定が多少ややこしい(憶えにくい)名称なので読み返すことがあればより楽しめるか?
ラノベだがライトではない気もしないでもない。
まぁ面白いとは思います。