【感想・ネタバレ】ガウディの遺言のレビュー

あらすじ

サグラダ・ファミリアの尖塔に、死体が吊り下げられた――前代未聞の殺人事件に秘められた壮大な真相とは。乱歩賞作家が満を持して送りだす、傑作長編ミステリ! 1991年、バルセロナ。現地で暮らす佐々木志穂は、夜中に出掛けたきり帰ってこない聖堂石工の父を捜索している最中に、父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまう。父の失踪もこの殺人事件に絡んでいると考えた志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程でガウディが遺した「ある物」を巡る陰謀に巻き込まれていき……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりの下村さんの本!
面白かったし、何よりスペインに行きたくなったーー!
10年以上前に行ってサクラダファミリア等本に出てくる場所に行ったけど、全く覚えてない。

この本を読むと、また改めてスペインに期待し、何よりサクラダファミリアをゆっくり見たいと思った!

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ガウディーの意思や現状がよく理解できた。
あくまでの小説の中の話だが、ガウディーの本当の意思とは別に建築が進んでいるという設定には面白さを感じた。
完成がかなり前倒しになったという話は聞いている。またみに行きたい。

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2023年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ガウディとサグラダファミリアが好きって人、または興味があるって人は必見かな。物語を抜きにしても下手なガイドブック読むよくよくわかる。それほどに登場人物が熱く、それは猛烈に熱く語りつくしてくれるから、これホント小説なの?って疑問を抱いてしまうほどだった。下村さんの本はこれ!と言ったおすすめ本があるわけでもなく、特に何がいいってわけでもないけど、モチーフとタイトルがいいんだろうね、今回も思わず手にして、読んで、あれ?思ったのと違ったぞとなる。
今回はミステリーな内容で事件の真相を追っているうちにガウディの詳細に詳しくなり、スペインはバルセロナの時代背景にも及び深く調べられたんだろうなと窺えた。フィクションでありながらも暗号文や歴史建造物でのトリックなどミステリーサスペンスとしても読みごたえもあり一気に読めてしまった。些か強引すぎてちょっと現実的でない展開もあったがまぁOK。白紙の設計図もカンフーパンダかよってあるあるのオチもまぁ話の流れからうまくまとめているので良しとします。前回読んだ「ヴィクトリアン・ホテル」が大外れだっただけに前半あまりの語りにひやひやしたけど場面場面の布石がしっかり効いていたので終わり良ければ総て良し!です。

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2023年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今までの著者のテイストとは違った印象のミステリー。

コロナ前に行ったバルセロナの思い出がよみがえり、サクラダファミリ、ガウディとスペインの風景や歴史をあたらめて知ることとなる。

とはいえ、ミステリーの部分は、あまり納得がいかないというか、ガウディにこだわりすぎて、ミステリー要素は薄まった感が強い

完成がコロナ禍で未定となったこと、はじめて知る。
残念でもあるような、未定のままでもロマンがあるような気がする。

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2023年04月12日

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