あらすじ
香港の社会に溶け込むことで、中堅企業の海外進出を成功させた経営者石井次郎。さらにいち早く中国進出を果たすと、日本企業の中国進出を支援するテクノセンター(日技城)を設立して、日中の架け橋となるべく活動する。その行動の源は、25歳の時に単身渡った欧州で学んだユダヤ商法と、デンマーク人から教えられた奉仕の精神にあった。閉鎖的体質といわれる日本企業の国際化のあり方と、不況下で停滞する人材の育成方法を、一人の経営者の人生を通して示した必見の作品。
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Posted by ブクログ
海外ビジネス関連の仕事に携わる私にとっては、衝撃的な本でした。己の腕一本で中国で成功した人物の物語。このような方が増えれば、日本の世界におけるプレゼンスは変わってくるでしょう。
これまで多数の本を読んできましたが、小説としては、人生で屈指の本となりました。
中国等国際ビジネスに興味ある方、今の日本に閉塞感を感じている若い方に特に読んでいただきたい本です。
Posted by ブクログ
ほとんど裸一貫で海外に渡った男の物語。物語としても面白いと思うが、中国でビジネスをする際にどんな事に気を配るべきなのか、海外進出の実態はどんなものなのか、といったノウハウ・知識的な要素も大きく、ビジネス書としても楽しめる。カッコつけずに、ドロにまみれて働くのもいいな、と感じる事が出来た。