あらすじ
670万部の『学習』と『科学』を失った老舗出版社はいかに再起したか。M&Aを活かした事業創造の「最高の教科書」。
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Posted by ブクログ
M&Aの本を本屋で探していた時に出会った本。学研の社長によるM&Aの実践本。
感想。
結構読んだつもりでいたM&A本の中でも最高峰ではないか。大概のM&A本は、概論やファイナンス論や手続紹介の本だが、ここまで実践の話が書いてある本には初めて出会いました。読んで良かったです。
備忘録
・学研は「学習」や「科学」の販売で成り立ってきたが、学習塾系に徐々にシフト。そこを地域の塾をM&Aで。
・サ高住を世の中に初めて提供したのは学研。マジか。
・買って苦労するか、買わずに後悔するか、どっちか。だったら買って苦労する方が良いのでは。
・M&Aと内部改革による新規事業は車の両輪。
・周到な偵察と綿密な作戦立案。M&Aの各テーマで常に30-40社のリストを自分たちで用意しておく。FA任せは失敗の元。各社を徹底的に調べておく。そうすればアプローチ方法が見えてくる。
・30回は面談して、徹底的にコミュニケーションして信頼を築く。礼儀礼節は超重要。
・買収ではなく「グループ・イン」。その後は支配者ではなく株主。過半数取締役の派遣も必須ではない。寧ろ任せろ。