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670万部の『学習』と『科学』を失った老舗出版社はいかに再起したか。M&Aを活かした事業創造の「最高の教科書」。
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Posted by ブクログ
具体的。勉強と誠意、戦略と丁寧なコミュニケーション。ぜひやってみたい。社内に派閥を持たず、腹心の部下も持たないまま13年社長を続けた、というところに共感。希望を持った。 ————————— ・自分の能力を最大限に引き出さなければ生き残れない ・逃げない男、玉砕しない男 ・5*4*3 *2 *1の作戦...続きを読む立案方式 周到な準備をした上で成功するまで戦い続ける ・全ての関係者に良い結果となるように尽力する ・あらゆる事業展開は既存事業から派生する形が王道 ・のれん代=購入価格-純資産額 償却はできるだけ長期で ・改革は目先の利益を追わず、5年後10年後を見据える ・しっかりとコミュニケーションが取れる人物が大事。些細な姿勢、言葉遣い、発言などで状況がすぐにひっくり返る ・相手に断らせる→チャンスを残す ・企業30年限界説、事業10年限界説 ・常に新しい人材を投入する。常に新しい課題にチャレンジする ・長く働いてもらうのはいいとして、実力に見合う給料に改める ・役員を退任させるのに、リスペクトをもっている6-7回話す ・原則として2年連続で赤字が続き、3年目の計画も赤字の場合、その事業から撤退する ・山本五十六 反面教師 ・東郷平八郎 見習う
宮原さんの人間性がすごい。M&Aは会社だけでなく人間同士の駆け引き。ささいな一言で破談したり、15年以上面談を続けている企業もあると聞いて驚いた。 “人を嫌いになるな。誰しも欠点はあり、ほとんど直らない。”というのが真理をついていてよかった。もう人に期待するのも、感情的になるのはやめよう。
ご自身の経験に基づいた地に足ついた内容で読み応えがあった。守秘義務もあることから、古社の具体的なものは触れられないかもしれないが、どううまくPMIを行っていったかより詳しく知りたい。
学研社長のM&Aについての話。中小企業のM&Aでも、多数手がけているのでパターンが多く興味深い。M&Aを手がけようと一から学んだとのことで、理論や定石との違いは生々しい。 社用と言われる出版社のなかでも勢いがある学研はずっと株価は冴えないが、失敗から何を学ぶか、組織変革への...続きを読む姿勢は業界関係なく刺激になると思う。若手はもちろん、中堅以上にもオススメ。
M&Aの本を本屋で探していた時に出会った本。学研の社長によるM&Aの実践本。 感想。 結構読んだつもりでいたM&A本の中でも最高峰ではないか。大概のM&A本は、概論やファイナンス論や手続紹介の本だが、ここまで実践の話が書いてある本には初めて出会いました。読んで良かっ...続きを読むたです。 備忘録 ・学研は「学習」や「科学」の販売で成り立ってきたが、学習塾系に徐々にシフト。そこを地域の塾をM&Aで。 ・サ高住を世の中に初めて提供したのは学研。マジか。 ・買って苦労するか、買わずに後悔するか、どっちか。だったら買って苦労する方が良いのでは。 ・M&Aと内部改革による新規事業は車の両輪。 ・周到な偵察と綿密な作戦立案。M&Aの各テーマで常に30-40社のリストを自分たちで用意しておく。FA任せは失敗の元。各社を徹底的に調べておく。そうすればアプローチ方法が見えてくる。 ・30回は面談して、徹底的にコミュニケーションして信頼を築く。礼儀礼節は超重要。 ・買収ではなく「グループ・イン」。その後は支配者ではなく株主。過半数取締役の派遣も必須ではない。寧ろ任せろ。
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