あらすじ
イタリア料理界きっての博識として知られ、ご意見番として長く信頼を集める吉川敏明氏が、今こそイタリア料理の成り立ちや背景をきちんと知ってほしいとまとめた楽しい読み物。映画の話あり、歴史秘話あり、食卓マナーや食習慣、料理名の由来や言い伝えまで、イタリアの食にまつわる興味深い話題を幅広く収載。読みやすいよう、1話1~2ページで簡潔に書かれたテーマは全105。バールでのおしゃべりよろしく、気軽にページをめくるうちに、専門的かつ正しい知識もしっかりと身につく充実の内容は著者ならでは。なるほどと目からウロコ(これをイタリアでは「目から生ハム」という!)の知って得する知識、雑学、うんちく満載の1冊。
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Posted by ブクログ
まさに私たちの世代が持っているイタリア料理への誤解がたくさん
書かれていておもしろい。
イタリア料理に思い入れの無い人にしてみれば、どうでもいいことなので
この本は少しでもイタリア料理やイタリアを理解したければ読むことを
おすすめ。
特に共感できたのは、「ラテ」のくだり。この言葉を初めて聞いたとき
変な気持ち悪さがあったが、まさにこの著者もこの言い方に抵抗が
あるらしい。日本で変わってしまうならいいとして、アメリカでの
表現がそのまま日本ではびこることに、気持ち悪さを感じるのは
私だけではなくてほっとした。
周りの人にはどうでもいいことです。
スターバックスはアメリカのもの。アメリカ人が言葉を変えていってしまうことに、ちょっとだけ抵抗。