【感想・ネタバレ】うつけ者 俄坊主泡界1 大坂炎上篇のレビュー

あらすじ

写本仕事でなんとか生計をたてる清二郎は、大塩平八郎に心酔して世直しを決意。同じころに出逢った破戒僧から見込まれ、「泡界」と名を変えて僧となる。やがて〈大塩の乱〉で師が非業の死を遂げ、泡界は違法な刷り物で世を掻き乱し、復讐をはたそうと暗躍する!

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Posted by ブクログ

私腹を肥やし民を疲弊させる官僚、大商人に鉄槌をくらわす大塩平八郎。共感する者は泡界という坊主になり、大衆を煽るかわら版を配布。大塩や一味を殺そうとする役人たちとの熾烈な闘いを描く。

かなり面白かった。書評家杉江松恋氏が推すだけのことはある。いわゆる勧善懲悪型の小説だが、主人公の内面や当時の風物の描写と相まって、極上の読み物となった。

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2023年05月16日

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