あらすじ
50歳で”沖に出る”!
「堀井さんて、こう見えて体当たりタイプだよね」
「スーちゃんは、選択のブレない強さがあるよね」
ジェーン・スーさんとの特別対談も収録!
それは、ゆくりなく選んだことだった。
ある日、50歳というキリのいい数字を前にして、一旦、退社してみようかな、と思った。
会社員生活を手放す覚悟も、将来の構想もないままに、ふと、である。
だから意志あるところに道ができたのではない。
とりあえず違う道をすすんでみたら、意志があとからついてきた。
――「はじめに」より
働くことについて、美容について、ノースリーブについて、ヒールについて、車について、朗読について…さまざまなことについて書きつくした1年の記録!
(本書は書下ろしです)
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Posted by ブクログ
堀井美香さんのことは昨日まで知らなかった。
でも、三浦綾子さんのことを調べていたら、堀井さんが三浦さんの本の朗読をすることを知った。
早速、堀井美香さんの本を見つけて読み始めた。
尾道への思い入れ。そして因島で初めて行った読書会。夕陽が美しい因島。何年か前に訪ねた瀬戸内の静かな海が目に浮かぶ。また尾道に行きたくなる。
戦争題材(反戦)の朗読のスポンサーが見つからず、藁をもつかむ思いで、日能研を訪ねたら、賛同してくれ、ポケットマネーで協力してくれたという。日能研の度量とポリシーに胸が熱くなる。
な、なんと私が大好きな三浦綾子さんの「母」について語っている。小林多喜二さんも堀井美香さんも秋田出身だったのか。
おわりにのお嬢さんからのメッセージに
親子の絆、あったかさ、ほどよい距離感を感じる。
彼女の生き方が周囲にポジティブなエネルギーを与えている。