あらすじ
ベストセラー『80歳の壁』の和田秀樹氏による「不機嫌のトリセツ」。社会保障も年金もあてにできない老後を生き抜くために最も重要な能力は「人から嫌われない」こと。助けてくれる友人、家族、知人の存在こそが最大のセーフティネット、生きるよすがとなる。私たちの老後の暮らしの質を左右するのは「不機嫌という病」の克服。これこそが、最も優先度の高い「老後の備え」「最強の貯蓄」だ。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「正義の反対は適当」「正義の反対は高田純次」「他人の長所と短所を決めつけない」「絶対的な味方を見つける」「泣きつけることができる人を見つける」「人間ブレて当たり前」「やらないよりはやる」「笑顔」「機嫌の良さとソーシャルキャピタルの豊かさは比例」「他者とのつながりの力が暮らしの幸せ度を左右する」「人生の幸せを左右するのはお金よりもソーシャルキャピタル」「自分に甘く、他者にも甘く生きる」「自分も他者も正しくない」「不機嫌な気持ちは放っておく」
Posted by ブクログ
キーワード
ウジャンジヤ
高田純次
アドラー:なるべく他者のためになるように生きる
エジソンの言葉:私は失敗したことがない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ
Posted by ブクログ
『機嫌がいい人ほど、うまくいく』を読んで最も印象に残ったのは、「善や悪という概念は、あくまで個々の価値観に基づくものであり、絶対的な基準ではない」という気づきでした。
私たちはつい、自分の意見に近いものを「善」、異なるものを「悪」と判断しがちです。しかしそれは、自分の中の未熟な自己愛――他者の価値観を受け止めきれず、世界を狭く見る視点――に起因するのだと感じました。
本書は「機嫌」という一見小さな感情が、実は他者への寛容さや、多様な価値観を認める姿勢と密接に関わっていることを教えてくれました。機嫌がいい状態とは、自己愛が満たされ、他人に干渉したり優劣をつけたりする必要がなくなった状態。その安定した心が、自然と他者との調和や自由な発想を導くのだと思います。
「正しさ」より「機嫌のよさ」を選ぶ――この考え方は、社会の中で他者と共に生きるうえで、ひとつの大きなヒントになると感じました。