【感想・ネタバレ】なぜ自信が持てないのか 自己価値感の心理学のレビュー

あらすじ

とりたてて何事かを為し遂げているわけでもないのに、日々の生活を楽しみ、それなりに満足しながら暮らすことができる人がいる。一方で、努力を惜しまず、周囲から賞賛される立場にいながら、いつも不安や焦燥感にかられる人もいる。こうした違いは「自己価値感」に由来すると、著者はいう。「自己価値感」とは「自分に価値があるという感覚」のこと。自己価値感をどのように獲得し、保持するかで、その人の性格や人生が決まるといっても過言ではない。そのカギは、幼児期から青年期の養育環境にある。「安心感」「適合感」「達成の喜び」「友情」「恋愛」など、それぞれの経験の心理学的意味を著者は解説する。そして、たとえ不幸な境遇ゆえに自己無価値感に陥ったとしても、屈折した心の修復は可能であると説く。いつも他人の眼が気になってしょうがない人、「どうせ私が…」が口ぐせの人、無理にがんばってしまう人……。つらい生き方から抜け出すヒントが満載。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分に自信が持てない理由、それは、自己無価値感が強いことにあった。
自己無価値感が強いと、自分で自分を認められず、他者からの評価が絶対となってしまう。
そのため、無理に頑張ったり、自分のしたくないことにもむやみに励んだり、嫌われることを恐れたり、確固たる自分が持てないで揺らぎやすい傾向がある。
そして・・・死への憧れと恐れを持っている。

・・・これらのことは、全て今の私にあてはまることで、胸の内を読みとられた気分になりました。
その原因は、日本社会の教育がその人の自己価値観を低くしてしまったり、幼児期のスパルタ教育やいじめといったものがあります。

自己価値観を得るためには、自分を認めて褒める、褒め言葉を素直に受け取るなどがありましたが
自己価値観の低い人は、とても自分を受け入れられないと思います。
長年積み重なってどんどん強くなった自己無価値感は、一冊の本で改善できるものではありません。
ですが、自分の価値観を高めたいと、そう思う切っ掛けにはなりえるのではないでしょうか。

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2011年06月19日

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