【感想・ネタバレ】誰だって芸術家のレビュー

あらすじ

芸術、即、人生。人生、即、芸術。

50年も前に書かれたはずなのに、今も新しい。
岡本太郎の芸術観・世界観・人生観がここにある。

誰にでも通じる、よりよく生きるための
「芸術家精神」を語った太郎の原稿を、
すでに絶版となっている本や、新聞連載としてのみ発表された
今ではなかなか読めない稀少なものを中心にまとめました。

推薦:山口一郎(サカナクション)
プロデュース・構成:平野暁臣(岡本太郎記念館館長)

「――あなたはすでに創造している」

芸術とは何か、芸術家とは何か。
伝統とは何か。鑑賞とは何か。創造とは何か。
日本に生まれた私たちは、どう生き、どう芸術に向き合えばいいのか。

岡本太郎の稀少原稿をまとめた「芸術家精神」論。
誰だって、人生が芸術であり、芸術が人生だ。
そう、すべての人が生まれながらにして芸術家なのだ。

※カバー画像が異なる場合があります。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人間の内なる感情や思いを何かにぶつける、むしろぶつけなくても、そう言う思いを持ってること自体も誰にとっても芸術なんだよ、と岡本太郎に言われてる気がした。
私はあまり自分の思いをうまく表現してこなかった気がする。日本教育に従って言われたことを言われたようにやってきてそれなりにできてしまってたから尚更。でももっと本当に何がやりたいのか、どんな感情が自分にあるのか?を見つめ直してもいいと思うし、むしろあんまり深く考えなくても楽しい、面白い、みたいな感情だけで突き動かされるものをやっていくみたいなことで良いのかなあと思った。

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2025年05月02日

Posted by ブクログ

ほんとうにわからないものならば、気にするはずがない。そういう時はまったく無関心で、たとえ目に入っていても認識されない。わからないわからないと言いながら、気になり、ひっかかっている。酒飲みにとっては、灯ともしどころのバーの看板はいやに気になるし、女性は美しい衣装やアクセサリーを売っている店がパッと目に飛び込んでくるという。近代絵画がわからないわからないと言いながら気になるのは、すでにそこから何かを感じ取ってるから。言い換えれば、ある意味でもうわかっている。関心を持つのは、すでにこちらが共感し、受け入れるものがあらかじめそなわっているということであり、また疑問が成り立つためには、何らかの形でそれを掴んでいる事が前提となる。つまり、わからないと思いこんでいるだけなのだ。
作者が勝手につくった1つの作品から、見る人ごとその数によって、10個、100個、あるいは1万個の作品が、それぞれの心の中に書かれたことになる。その変貌は、見ている人が心のなかで、精神の力で変えている。この、単数でありながら無限の複数であるところに芸術の生命がある。鑑賞するということ、味わうということは、実は価値を創造することそのものだと言える。もととなるものは誰かが作ったとしても、味わうことによって創造に参加している。優れた作品に身も魂もぶつけて、本当に感動したならば、その瞬間からあなたの見る世界は、色、形を変えるだろう。生活が生きがいになり、今まで見ることのなかった、今まで知ることのなかった姿を発見するだろう。

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2023年12月05日

Posted by ブクログ

岡本太郎に興味があって読んでみた。けどまだ自分には難しかった。破天荒な人というのはわかった。縄文時代の土器にそこまで意見を持てることがすごい。

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2023年11月05日

Posted by ブクログ

誰だって芸術家。
狩猟や採集で生活をしていた大昔は、情報の記録や伝達のために絵が使われた。
食物を保存するために縄文土器が作られた。
神に祈るために仏像が作られたり、彫られたりした。
いつの間にか、画家だ彫刻家だなんだと名乗り始めたから、芸術は分からんという人たちと区別されてきたけれど、昔は生きるために誰しも創造活動をしてきたのだ。
だから、人間誰しも芸術家。
改めてやっぱり岡本太郎は面白い!

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2023年04月15日

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