【感想・ネタバレ】冒険者カストロのレビュー

あらすじ

1959年、32歳の若さでキューバ革命を成功させ、アメリカの喉元に刃をつきつけたフィデル・カストロ。いまなお権力を保持する彼の指導力とカリスマ性はどこからきているのか。生い立ちから革命に目覚めた学生時代、シエラ・マエストラ山中のゲリラとしての生活と戦い、盟友チェ・ゲバラとの確執と決裂、さらに最近の動向までを追い、稀代の革命家の実像に迫る渾身のノンフィクション。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

今日の1日で読みきった。
圧倒的民主主義の日本では共産主義、社会主義が好ましく捉えられていないので、これまで革命について深く知ることがなかった。そんな中でこの本を読んで革命も国のために行うというごく当たり前のことを知った。キューバの腐敗した政府から政権を取るために奔走したフィデル・カストロの物語は、自分に高揚感を抱かせてくれた。何度も頓挫しながら腐敗した政府をあらゆる手段で攻撃し続けて最終的に武力で打破したことが何よりも印象に残った。またキューバ危機についての理解も深まり、社会科の教員になるための知識が得られてとても嬉しい。
このカストロやヒトラーなど一国を大きく変革する人物は、言葉を巧みに使いこなす雄弁術を持っている。それだけ言語の力は多大なのだと思った。

0
2024年10月03日

「ノンフィクション」ランキング