【感想・ネタバレ】ミニ急行「ノサップ」殺人事件のレビュー

西村京太郎

北海道の根室本線を走る、たった２両編成のミニ急行「ノサップ」が、広大な根釧原野のまんなかで拳銃を持った列車強盗に襲われた。しかしシーズンオフで乗客は少なく、犯人の奪った金額は拍子ぬけするほど僅かなものだった──。しかも、乗り合わせた乗客が、焼身自殺！ 事件で片目の視力を失っていたというが……今どきめずらしい列車強盗事件の裏には何が隠されているのか？ 意外な犯意をご存知、十津川警部が解明する、大好評のトラベル・ミステリー。

[ブクログ · ★★★★★]

釧路から根室に伸びる，鉄道を走る急行ノサップ。
その途中の駅で起こるなぞの事件。

半ばから、何のための事件かはだいたい推測がつくが，
誰と誰がどういう関係かは最後までなかなかわからない。

推理小説としては面白い作りで，飽きない。
西村京太郎の本領発揮だと思う。

北海道へ行きたくなるので、よい作品だ。
釧路も根室もいったことがないので。

[ブクログ · ★★★☆☆]

1993.10.25　6刷　￥360
根室本線を走る二両編成のミニ急行「ノサップ」が、広大な根釧原野のまんなかで列車強盗に襲われた。シーズンオフで乗客は少く、犯人の奪った金額は拍子ぬけするほどわずかなものだった――。今どきめずらしい列車強盗事件の裏にかくされた意外な犯意を、十津川警部が解明する、大好評のトラベル･ミステリー。解説･新保博久