あらすじ
前著『「科学的」人事の衝撃』を上梓した2019年以降、データを活用したタレントマネジメントの重要性は、着実に世の中に浸透してきた。同時に、新型コロナ禍をきっかけに、業務のデジタル化やテレワークの普及、雇用形態の多様化が急速に進行し、働き方改革関連法も段階的に施行されるなど、人事を取り巻く状況は大きく変化している。
前著でHRテック×マーケティング思考による「科学的人事」を提案し、日本のタレントマネジメント界を牽引してきた著者が、最新の知見と業種別・人事施策別の先進事例を豊富に盛り込んで、人事のこれからを実践的に示すのが本書である。
「科学的人事」とは、データを理論的に活用して組織における「ヒト」の力を最大化し、企業を成長させる人事戦略のこと。さらにそれは狭義の人事にとどまらず、企業の経営戦略そのものとなる。「今や経営資源はヒト・モノ・カネではなくヒト・ヒト・ヒト」ともいわれる人的資本経営の時代に求められるものだ。
この1冊で、人事と経営の最新トレンドを把握し、「人的資本開示」「最適配置」「ジョブ型雇用制度」「リスキリング」「離職防止」といった人事課題に科学的かつ戦略的に対応することができる。データ活用に取り組む現場の人事担当者だけでなく、最高人事責任者(CHRO/CHO)はもちろん、経営戦略担当や世の中の変化に危機感をもつ経営層も必読。
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Posted by ブクログ
良書です。
自社が人事データの活用がいかにできていないか?が読み進める度に浮き彫りになり、情けなくなりました。笑
ですが、今後の人事のあるべき姿とステップを示してくれているのが分かりやすく有り難かったです。
DX推進企業でも、人事の仕事は勤怠や健康情報など複数システムが乱立しており全体最適になっていない、なんてことよくあると思います。
いかに人事の担当者全員が経営との結びつきの重要性を理解してDXを意識し、実行していくか?が鍵だと思いました。先は長いが、早く動かないと会社としてまじやばい。
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以下乱雑自分用メモ↓
・採用Z世代 説明会みるところ志向性のマッチング 面接は対応、雰囲気、自分の特性理解してくれるか?
⇨学生が求めるものに合わせた採用の資料、面接官共有事項をつくるべきでは?
・データ分析 ハイパフォーマー営業の特性分析、適性検査など
⇨やりたい。そもそもうちのハイパフォーマーって何基準でわかる?
・複数データ(人事データ、エモーショナルデータ、ヘルスケアデータ)を収集、かけあわせ、分析し活用する。収集できてない企業がほとんど。
・テキストデータでテキストマイニング技術でキーワードを拾う。採用アンケートにも使える。
・営業スキル可視化
・人材データの活用目的は①戦略視点②育成視点
・同じ目標の社員とつながるようにする。
・モデル人材像つくりこみ、ペルソナ、適正スキル、マインド、趣味嗜好、ライフスタイル
・AIは意思決定ができない。人やるべきこと、気づく考える判断する検証する。
・仕事を改善した人評価する
・人事に必要な人材今後①経営視点で制度設計できる人②育成のプロ③データサイエンティスト