あらすじ
あの伝説の名著『首を治せば病気が消える』(2007年刊行)が、あらたに[電子改訂版]として登場。
頭痛、肩こり、慢性疲労症候群、うつ、めまい、自律神経失調症……すべての原因は「首」にあった!
完治率95%!
脳神経外科の世界的権威にして“首こり博士”が教える、心も身体もスッキリする新発見。
実際に松井孝嘉先生に診察、治療(通院・入院)を受けた患者さんの、貴重な体験記も多数掲載。
「本書の中でも触れましたが、『たかが首の病気』と侮るのは危険です。
重症になると、最悪の場合、死にもつながってしまう恐ろしい病気なのです。
どうか首をいたわる生活を心がけて、健康な日々を過ごしてください。」(著者より)
公式サイト「首こり博士 松井孝嘉」
https://neck-academy.com/dr-matsui/
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
■ 購入対象者
・自律神経失調症と診断を受けた方
・不定愁訴に悩まれている方
・しつこい肩こり・頭痛に悩んでいる方
■ 内容
「首周辺の筋肉のコリ」が様々な不定愁訴を引き起こすという理論に基づいた書籍です。
頚椎周辺の筋肉がこり、筋肉がカチコチに固まってしまう事によって脳への血液供給が不足し、酸素・栄養補給がうまく循環せず、同時に老廃物の回収も進まない。
その結果として様々な不定愁訴が起こる、定着してしまうという理論です。
携帯・パソコン・読書、と首を常に前屈みにする姿勢が多い現代社会において、今後も確実に増えてくるものだと思います。
ただ、この「頚椎周辺筋理論」を構築された先生ゆえか、
「首周辺の筋肉のコリが、全ての原因だったのだ」
的な論調が目立つ内容です。※「全部が全部そうという訳ではない」と言うフォローも入っているのですが、文脈からは申し訳程度につけたように感じます。
なので、
・「自律神経失調症」
・「うつ」
・「緊張性頭痛」
・「慢性疲労症候群」
といった診断を受け、治療効果が思わしくない方が過度の期待を寄せるというのは避けた方が良いと思います。
個人的には、今まで西洋医学の世界から弾かれていた手技の世界では「当たり前」の事だった頚椎周辺のコリの問題について、
脳神経外科の著者の先生が臨床データを整理され、学会発表を行うまでの理論構築をされたという点において、非常に興味深かったです。
結果的に、「非科学的だ」と言われていた手技療法の頚椎施術の理論を「科学的」に証明した事になると思います。
なお、この本を書かれた先生は沢山の書籍を出されていますが、内容は殆ど同じものです。
ですので、まとめて買われるとちょっと痛い目にあうかもしれません(笑
(同)腰痛治療ナビ