あらすじ
14歳で捕虜となった亡国の王女グラシエラは、18歳を迎えたある日、母国を滅ぼした敵将ジェラルドとの結婚を命じられる。『灰色の獣』と恐れられながらも後見人として手を差し伸べてくれたジェラルドに対して、淡い恋心を抱いていたグラシエラだが、彼は自分を避け始めるように。味方もおらず、冷たい夫とは白い結婚のまま。しかし、ジェラルドにはこの結婚における別の使命があって…。「傷つけることは判っていた。それでもあなたを死なせたくなかった」亡国の王女と、戦いに身を捧げてきた騎士。結ばれるはずのなかったふたりがたどり着いた、ただ一つの純愛。
※こちらは単話1～6話のセット版です。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
匿名
泣いた
ヒロインの国を滅ぼしたヒーローと、自国を滅ぼしたヒーローに恋をするヒロインの話。
ヒロインがすごく良い子で努力家なのになかなか報われず、途中可哀想すぎて泣いてしまった。最後は幸せそうで本当に良かった。兄に対する態度も毅然としていて非常に素晴らしい。
ヒーローはもう少し苦悩するか、溺愛しまくるかの描写が欲しかった。
とてもおすすめの1冊。
すごく、作者さんらしいお話でした。
亡国王女と敵国騎士の組み合わせです。なかなかひどい描写もありますが、ハッピエンドです。この内容と設定だけに、TLシーンはなかなかやって来ませんが、そちらもアツいです。
ヒロインもヒーローも真面目な人で、簡単にはいかない周りの状況に立ち向かいながら、思いを通じ合わせる感じがとても切なくて良いです。状況が状況だけに、すんなりと言葉を交わせないところとかも、気持ちがとてもよくわかる…。
そんなこんなに一喜一憂しつつ、一歩一歩クリアしていく2人を応援したくなるし、2人の周りの人たちもなかなか良いキャラしてる（特に何考えてるかいまいち読めない国王陛下とか）し、領地の人々との関わり方とか、きちんと書かれていて、良い物語だなと思いました。
儚さと逞しさ。僅かな喜びと多くの苦しみ。健気な少女から愛される妻へと。
亡国の王女が歩む道のりに何度も涙した。
搾取する者される者。
負の感情にも寄り添う、作者様の豊かで誠実な筆致に舌を巻く。
寡黙なヒーローもとっても素敵でした。
明るい未来に心からの祝福を。
匿名
むむっ。
表紙の絵に目が止まり、レビューを拝見、試し読み途中で購入。
そうです、これは引き込まれちゃうやつだ！と確信したからです。
読み進めるうちに、まんまと切なさで泣いているではありませんか。
あ～切ない、切な過ぎ。
とはいえ、ハッピーエンドに安堵です。
きっと何度も読み返すことでしょう。
2人の想う気持ちがいい
王女は最初14歳なのに、自分より民を優先する心が素敵でした。そんな王女だから、騎士も守ってあげたくなるのでしょうね。2人が結ばれるまで色々ありましたが良かったです。
切ない〜
敗戦国のヒロインの、試練に次ぐ試練に、思わず涙。
そしてすれ違う2人の想いに、また涙。
王道なんでしょうけど、ツボなストーリーで、あっという間に読了。
甘々で、大人なシーン満載なのが好きな人には物足りないかも。
終盤、やっと結ばれた2人ですが、ヒロインのあまりの初々しさに、不覚にも⁈ドキドキしてしまった笑
イラストもイメージ通りで、素敵です。
かっこいい
ヒーロー、ヒロインを改めて思うと、かっこいいにつきますね。
それぞれの立場て懸命に尽くして行く姿は、本当にかっこいいです。
そこに至るまでの至難は読んでても辛いものがあるけれど、ふたりを形作ったのだなと。
辛い状況にあっても信じあう姿は素敵でした。
