あらすじ
向き合わずにいられて、安全圏で生きられて、いいな―。イジメを見てみぬふりした自分に嫌悪を抱く伏見と、障がい者の兄と暮らす敦子。傷だらけで世界への違和にあらがう高校生たちの物語。
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Posted by ブクログ
『何食わぬ顔をされるもどかしさ、するもどかしさ…』
障害を持つ少年に対するいじめ。
傍観者の視点、当事者の視点から、どうすることもできないもどかしさに悩みながらも、正解を見つけようとする若者たちの心の葛藤を描いた作品。読後に感じるもどかしさ… これも作者の意図なのか!?
Posted by ブクログ
読んでいて、坪井が1番自分の気持ちに近い人物だと思った。周りに馴染むことに苦心するあまり「『こっち側』の人間がクラスで浮いていると、他の誰よりもそいつの事を軽蔑した」の一節は身に覚えがありすぎた。しかもそれはそのまま過去の古川に当てはまるのが皮肉だった。古川もなんの呵責もなくああだったわけではなくて、馴染む努力をした結果ああいうことをしてしまっていたことが描かれていた。坪井は古川のことも愛してしまうし、根底にすべてのものに対する愛があり、その愛は救いでもあるが、彼女のように万物を愛することはできないと思った。
Posted by ブクログ
凄く好き。
時系列がバラバラだったり、
現在と過去を行ったり来たりしているのも謎がとかれる感じで良かった。
もう少し踏み込みが欲しい。
ひとつあげると、古市が本当はいじめをしていなかった、と。
なら本当は誰がしていたのか?
など疑問が残るところは多々あったし、もっと知りたかった。
これだけはよく分からなかったのがラスト。
今までと打って変わって、何を話しているのかがイマイチ理解、共感共に得られなかった。
そしてなにより、綺麗事で終わらなくても良かった。
もったいなかった。
Posted by ブクログ
登場人物それぞれの気持ちがわかるようなわからないような、とても捉えどころが難しいニュアンスが多く含まれていた。
敦子が前向きに一歩踏み出せますように。