【感想・ネタバレ】井深大がめざしたソニーの社会貢献のレビュー

あらすじ

井深大といえばソニー、ソニーといえばテープレコーダー、トランジスタラジオ、家庭用VTRベータマックス、
そして「ウォークマン」などなど、時代の最先端を行く製品を創造してきた。
だから、ソニーの生みの親である井深大が“経営者”として、また“開拓者”として高く評価されているのは当然のことだ。
しかし、井深の“開拓者”には、これとは違った一面がある。
それは、企業というのは、「本来的に世のため人のためにある」という哲学をいち早く実践した“開拓者”という側面だ。
昨今、企業の社会的責任(CSR)が世の常識になってきたが、本書は、井深大が世のため人のために、
何を考え、何を実行し、そして、何をめざしていたのかを検証することによって、世界のソニーの原点を探ったものである。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ソニーの創業者である井深大氏が目指し、実践してきた企業の社会貢献とは。ソニーの社会貢献という観点で、井深氏の功績を辿った一冊。

井深氏は、ソニーの前身である東通工を設立するときから、社会の役に立つことを考えていた。そのことは設立趣意書からも読み取れる。そして、会社として経営が軌道に乗るとそれを実践し始めた。それは、企業の社会貢献、社会的責任が問われるようになるずっと以前のことである。

そうして生まれた「ソニー小学校理科教育振興資金」は「ソニー教育財団」として、「特機科ソニー」は「ソニー・太陽」として、「すぎな会」は「希望の家」として、大きく発展して今日に至る。

井深氏の志と人間性、行動力に改めて感服した。翻って、今日のソニーは、「ソニースピリット」などといってはいるが、本当の井深氏の精神を引き継いでいるのだろうか。

0
2019年01月03日

Posted by ブクログ

井深さんの社会貢献に対する姿勢,またその信念が詳しく分かり,井深さんの偉大さを実感出来る1冊です.

なお,ソニーの成長についてを詳しく知りたい,という人は別の本がいいと思います.

0
2011年03月14日

「ビジネス・経済」ランキング