【感想・ネタバレ】あの日、選ばれなかった君へ―――新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモのレビュー

あらすじ

受験に落ちた、就活に失敗した、失恋した、試合に出られなかった、コンペに負けた……

ほとんどの人は、人生のさまざまな局面で「選ばれない」経験をするはずです。
落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったり、自暴自棄になったり。
さらにはSNSで誰かの選ばれた瞬間が可視化されてまわってくる。
もうやめてくれと言いたくなる。

選ばれなかったことをどう受け止め、どうやって再出発したのか、
どうやって自分を立て直したのか?
選ばれなかったその時は、世界が終わったかのような気持ちになるけれど、
たまたま合わなかった、ご縁がなかった、本当はそれだけのはず。
あの日、選ばれなかった自分に、あの日、選ばれなかった君に、
今の自分が声をかけるとしたらどんな言葉か?

人生経験を重ねていけば、選ばれなかった自分が、選ぶ側にまわることもある。
自分じゃ選べない……「誰か選んで!」そう思いたくなる。
選べる人にならないと、いつまでたっても誰かの庇護のもと。だから、自分で選ぶ。

「選ばれなかった側」の実際のエピソードをまじえながら、
選ばれずに落ち込んだ後にどうすればいいのか?
そのヒントと生きる勇気が得られる本。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生は解釈次第。面白がる大切さを教えてくれる。
一見、どんなに辛い経験でもどう抽出するか、何を教訓として得るかで変わってくる。
自分なりの一歩を踏み出して今日も生きていこうと思えた。

0
2023年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シーライクスの、コピーライターの講座で阿部さんを知り、その講座だけで、コピーライターの面白さ、阿部さんのお人柄に惹かれて、即、本を読みました。

まずは、あの日、選ばれなかった君へ。
の、本のタイトルがエモい、、!!と感覚的に思いました。
選ばれなかったな、、という経験が心のすり傷になって、時々ちくちくしてくる、というのは私にも経験があるから。
頑張ることを、笑わずに、真剣に、肯定してくれる人なのだな、と思って安心する。

そして、心に留めておきたい言葉もたくさん。
がんばろう、と、思えた。
ありがとう、阿部さん。

_φ(・_・ メモ
何に貢献したいかを思い出してみる
それを言葉にして行動に移したとき、モヤモヤが消えて心が晴れていくから。

自己分析ではなく自己選択をじっくり見つめる。
選ばれない中でも、自分が選んできたことをまずは信じてあげること。
過去の選択の中に未来のヒントがある。
自己選択を丁寧に辿っていく。
避けた道もヒントになる。
嫌いなことを避けていけばいつか自分なりの心地よさまで到達するはず。
自分にとって幸せな方を選ぶ。

嬉しくて感動することも悲しくて泣きたくなることも、そのどちらも心に跡はついている。
つまり、心に傷がついている。
言葉を選ぶことで当たり障りのないことを言わない。そうすることでもしかしたら相手に傷をつけてしまうかもしれない。そのリスクを引き受けなければいつまでたっても上達しないと言われたのだ。
心に感動の跡をつけたい。

今いる場所から取り組める、見つかりにいく努力は必ずある。
何かに挑むのに自分なんておこがましいと思わなくていい。
ちょっと勇気を出して手を伸ばせ。
手を引っ張ってくれる人は必ずいる。

選ばれないことは新しい自分に生まれ変わるためのきっかけ。

0
2023年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【選ばれないことの連続?】
電通でコピーライターになった人が書かれた本で、多分言葉の選び方もとてもキャッチ―に仕上がっている。

選ばれない連続、という言葉で
真っ先に浮かんだのは、逆履歴書、つまり不採用になった履歴を書面にして自分を紹介している人のこと。

選ばれなかった、という記憶があるぐらい真剣に応募していないと、書けないだろうと思う。そんなことも本作で書いていた。「不安なのは本気だから」。
・・・
著者は自身の中高生まで振り帰って、そこから選ばれなかった話を書いているのだけれど、

またもや私が思うのは、
覚えている人は覚えているんだなー…とか。
あるいは、記憶は言葉で作るものなのかも。

・・・

選ばれなかった連続、という解釈が、少しずつ変わっていくような、
それを言葉にされている。

入試の話から、アメフト部での経験、就職活動で見つけた自分の興味、

そして入社後に人事部に配属になった後に、クリエイティブ部門・コピーライターになるためにしたこと、考えたこと、そしてその後の活動。

うまくいかないときは選ばれないという否定的な自分が前面に出てくる。
そんな時、やるせなさや焦りでいっぱいになる経験も人生のうちだと簡単には言えない。

入学したり、入社したり、
いろいろな選考を乗り越えて、生きていく社会。
通る人と通らない人がいる現実。

誰かに選ばれたかどうかにかかわらず、
真剣に取り組んだ経験が、これからも自分が自分を選ぶ理由になるのかもしれない。
社会の取捨選択を思いつめずに、自分で何をするかを決めて、それに取り組むこと…。

0
2024年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

暗いオープニングからどう展開していくのだろうと思っていたら、ハリウッド映画のように殻を破り大きく成長していった。
「選ばれなかった」という心の痛みを、成長の糧につなげられるか、腐って終わるのかは自分次第。
言葉のセンスに、さすがコピーライターと思いました。

0
2023年09月04日

「ビジネス・経済」ランキング