あらすじ
自称「ダメダメ男」の元スーパーマーケット店員クロード・ルパージュは、あっけない死に方で64年の生涯を終え、あの世の世界──魂の領域──へ帰還した。そこで彼は3人の守護天使と再会し、たった今終えたばかりの自らの人生を逆戻して振り返る旅に出ることに……。私たちがこの世で生きる「ミッション」とは何かを問いかける、愛と笑いの物語。
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Posted by ブクログ
再読になる本書。二回目でも感動しました。
不慮の事故で亡くなってしまった主人公が自分の人生を守護天使たちと振り返るという内容。
物語が進むにつれ、主人公とシンクロするように、読者本人の人生も実は「愛」でいっぱいなのかもしれない。
こんなふうに思わせてくれます。
内容を詳しく書いてしまうと、この小説の旨味が損なわれてしまうのでこれ以上は言えませんが。。。
「とても感動します。」
これだけははっきり言えます。
この本、映画化とかなったらいいのに。
おすすめです!
Posted by ブクログ
とても面白かった。感動し、考えさせられた。クロードとイレーヌの別れのシーンは涙がでそうになった。へたな恋愛小説より、よほど感動する。そして、この本を読んで、自分は小さいとき何が好きだったんだろうと考えた。自分が一番好きなことは、自分が一番知っているはずなのに、成長するにつれ、それを押し殺し、周りの空気を読んだ行動をし、最初から諦め、どんどん分からなくしている。いつか、自分に子どもが出来たときは、のびのびと好きなことをさせてあげたいと思った。偏差値のため、良い大学にはいるため、大きな会社にはいるため・・・そういったことが本当にバカらしく、もったいなく感じた。一人ひとりが、もっとワクワクしながら仕事をし、多くの人を感動させることができたら、きっと日本はよくなるだろう。
Posted by ブクログ
一気に読めました。
一つの人生に起きる出会い、出来事は大切な意味がある。
子供のころに聞こえたはずの自分自身の魂の声を聞き取ること・・・。
私は一体何のために生きているのだろうか。
小説ではありますが、なんだろう、とても心に沁みました。
クロードとイレーヌの愛も感動します。
Posted by ブクログ
感動しました。。
せつなくて、やるせなくて、そしてユーモアもあって、とても不思議な魅力のあるスピリチュアルです。
自分の少年時代、我が息子、そしてカミさんのことを思って、涙してしまいました。
Posted by ブクログ
チガウ デモ キメタ
アナタ モトモト キメタ
どんなに悲惨な状況でも、どんなに自分を情けないと思っても、あなた自身を卑下しては駄目よ。そうするとアタシはあなたを助けられないから。
Posted by ブクログ
『私はついうっかり死んでしまった・・・』ではじまる物語。ウイットにとんだ文体で読みやすく綴られている。
物語のテーマは”神”(創造主)と人の関係性と思しき。
私は限りなく無神論者であるが神が存在すればいいなと感じてる程のもの。
物語の中で奇妙悪趣味奇天烈な創造主(神)が神と人の魂との関係性を主人公との一問一答のなかでの語る内容は、言い得て妙であった。
私ごときも神の創りたもうた人と言うものが神妙に理解できた。
つい私の周りにも可愛い守護天使が、おわしましましていないかと周りをきょろきょろしたくなる!
大人の童話と言ってもよい楽しく感慨一入の一冊でした。
読後感=人は神の一部で人の中に神はいる・・・
Posted by ブクログ
なるほど。舞台はフランスなのですが、輪廻転生の話でもあり、どこか仏教っぽい感じもして、すんなり心に入ってきました。ただ、解脱して輪廻から抜け出す事はできないのですね...。
魂の話、決して目新しいものではありませんが、とてもユニークな表現がされていて、身構えないで読める一冊だと思います。ちょっと前に大田篤さんの本を読んだので、それを思い出しながら読んだりしました。
共感した箇所を引用します。
・幼い頃、外側から入れることばかりを強要されると自分自身について気づかないで大きくなってしまう。そうすると将来何を選んでいいのかわからなくなっちゃうんだ。
・魂はあなたの感情を通してしか語りかける手段がないのよ。だから魂がNO!と言いたい時にはひどくネガティブな感情に陥るわね。
・地上では見ず知らずの他人でも、過去生ではいくつもの人生の間に深い縁があったりするのよね。
ありがとうございます。
Posted by ブクログ
先日も登山道の上りと下りで、自分の思慮のなさに嫌気がさしたところです。高僧でもないのに徳のある人を見ると、この人は自分よりも多く輪廻を生きていると解釈して、よく自分を慰めています。
だから、この本は面白かったです。200ページ弱と薄いものの、珍しく一気に読み終えて、強烈な印象はないけれど、また読み返したくなる本だろうということで、所蔵することにします。
中途半端な本の紹介ですみません。
Posted by ブクログ
創造主をオネエにしたのは、親しみを感じさせるため?
じゃあその親しみは、はかりしれない程の苦労と愛を経験ゆえ?
無宗教ですが、神さまが自分の近くにそっと寄り添ってくれるのはいいなあと思いました。
全く派手じゃない人生を送ってますが、自分を楽しまなくっちゃと思いました。
Posted by ブクログ
初めて読んだ著者だが、素敵な文体を持っているなーと感じた。どこかエキゾチックだけど、コミカルな部分はやっぱり和風だ。神様のオカマ設定は謎だけど、あとはすごくストンと心に落ちるような優しい作品。輪廻転生、私も神様の一部なんだ。魂が自分らしくありたいって叫んでんだ。本当は、もっと合理的な考え方の方が性に合ってるのだけど、こんなスピリチャルな世界があってもいいなって思える。
Posted by ブクログ
ゆるくて、ユーモア溢れるお話なんだけど、奥が深い。
『人生、ほんとうにやりたいことをやろう』と、人生を変えてくれた本です。
幼いクロードの夢破れる場面、勝手に共鳴して涙が溢れました。
でも、それも、誰かの夢を応援することに繋がっていて、人生、ぜんぶに意味がある。
死んでも、もう一度生きてみたくなるんだろうなあ。
Posted by ブクログ
死んでから自分の人生を振り返る物語。
本当はどう生きたらよかったのか。
今からでも遅くない、真の人生を始めるきっかけになる本。
『人生このままでよいのかな?』と感じている人には、特に読んでほしい1冊です。
Posted by ブクログ
突然しんでしまったクロード。
天使と自分の分身だという神様と一緒に自分の人生を振り返る。
その中で、
人生をどう生きればよかったのか、
数々の教訓を教えてもらう。
つまりその教訓を、今生きている私が活かさないといけないわけ。
そして人生は一回きりではない。
魂はまた新たな旅にでる。
輪廻転生、魂年齢、、、
Posted by ブクログ
主人公は64歳の男性、クロード。彼が死んでしまったところから物語が始まる。
彼は天国に召され、64年の人生を振り返ることになる。本当は画家になりたかったクロードだが、生活や家族のために嫌々スーパーの店員として定年まで働くことになる。彼は「絵を描きたい、こんな仕事は嫌だ」という心の声を無視し続けた。結局、彼はこの一生で自分の絵の才能を昇華させることはできなかった。
クロードのように心の声を無視し、生活のために嫌いな仕事をして死んでいく人がたくさんいると思う。普通に働いていたら、私もクロードのようになると思えてドキッとした。
今の仕事に疑問を感じている人、これから就職する人にも是非読んでほしい。
Posted by ブクログ
人の生きざまに神さまがどう関わっているのかが、宗教的な言い回しに偏らず、とても解りやすく描かれたかな。自分に起こり得たできごと全般を前向きに捉えることが、もう1つの領域とも云える自分のなかにある神さまと通じる手段であることを説きつつ、可能性を開くのも閉ざすのも、それは誰でもない自分であることをメッセージとして伝える。どんな境遇の下に生まれてたとしても、それは輪廻転生という神に近づいていく為の大きなサイクルの一部であるので、決してネガティブに為ることなく心開いてればいいのだよ。と優しい語りかけが聞こえ、それに癒される。
Posted by ブクログ
4月に読んだ本。9月にもう一度読み直してみました。
1回目に読んだ時に、また読み直したいと思うほど、気に入った一冊だったはずなのに、ラストをすっかり忘れていました(笑)
自分が死ぬところから物語が始まるところは、『colorful』と似てますね。でも、この物語では、自分の人生を振り返り、自分が気づけなかったことや、自分の愛した人が、どれほど自分に対して愛情を注いでくれていたかということだけでなく、真理を知っていく(思い出していく)という流れ。
全てが一体であるという考え方は、年々しっくりくるようになってきました。この本は、これからも何回も読み返すと思います。
でも、3回目に読む時も、きっと忘れてるんだろうなぁ(笑)
Posted by ブクログ
ひとりの男性が死んで天国へ行ったところから始まる物語。魂の求めることに目を背けないようにね!というメッセージを読みやすく軽快に描いていて、元気になる一冊だった。
Posted by ブクログ
毎日激務に追われるスーパー店員のクロードは
ある日ぽっくり死んでしまった。
気がつけば頭上に輪っか、背中に羽根が生えてすっかり店の人になったクロードは
3人の天使と一緒に、自分の人生を逆戻って客観的に見ることになった。
仕事に追われた日々。
画家になりたいと思っていた若きクロード。
夢に近づくために前進した妻イレーヌとの離婚の悲しみ。
オカマの神様との出会い。
新たな魂をやどして地上に降り立つまでの準備。
お、おうって感じ。
後半オカマの神様との会話ほとんどで
瑠璃色の涙と似ている。こちらが最初か。
宇宙のエネルギーとか云々を
堂々と胸を張って書き巡らせていることに、圧倒されて若干引いてしまうタイプです。
好きな人には好きな話なんだろうなあ)^o^(
Posted by ブクログ
本編前半部分は面白みがなくきついが後編オカマが出てきた辺りからの主人公との漫才調が妙意。
いったい自分が死んだときはどんなカッコをして出てくるのだろうか。
人生譚としてはこんなものなのだろうと思うが、このこんなものというもやもやしたものをはっきりと手にするためにはまだまだ時間が足りなそうだ。
何回目のリセットか、今の状態を表せないのが一番つらい事。ちゃんと道を正してくれていますか天使ちゃん。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読んでみました。
だって、人生戻ってみたいじゃないですか??
でも生きて戻れないんですよね。
やっぱり死んでから天使に導かれて自分の人生を振り返るって感じで。
そして自分が本当にしたかった事を再確認するんです。
生きてる間に神様や天使は何度もチャンスをくれるけど、
そんなの本人にはわかりっこないわ。
なかなかチャンスがあっても行動するのって難しい。
やりたい事やれたらな~~
今の自分はまるで生きてた頃のクロードかも。
文章が外国の本を読んでるみたいだった。
Posted by ブクログ
単純に面白い見方の本だと思う。
ただ個人的には、前中盤部分と神と思わしきものが出てくる後半部分のギャップにちょっと?
良い本なんですがね~。好みが分かれると思います。
Posted by ブクログ
本のタイトルがすごいけれど、ロマンチックでメルヘンぽい小説。11歳のクロードが神を感じる絵を描いたものが誰からも評価されなかった時の悲しみが圧巻だった。その後、絵を描くことを手放してしまうクロード。心にしまった秘密を乗り越えていかないと人生には本当の喜びは訪れないのかもしれない。しかし自分もたくさん悲しみや恥ずかしさを置いてきぼりにして歩いてきてるけれどね。幸せ来ないかな?
Posted by ブクログ
スピリチュアルな雰囲気が漂っていますが、成功法則も多数盛り込まれています。
人間一人ひとりは神様の一部と考えれば、かなわないことはない、恐れることはないように感じます。時には大きな壁にぶつかることもあると思いますが、自分は神様の一部だと考えれば、乗り越えることができます。神が壁を乗り越えられないはずがありません。こう考えると、俯瞰的視点で物事を見ることができるので、先程まで高くそびえていた壁が低く感じ、難しく思えていたことが少し簡単に楽観視できます。これで壁の8割ぐらいまで登れています。考え方を変えるだけでここまで変化します。
胃が痛くなるようなこともありますが、結局、避けるのではなく乗り越える必要があります。どうせ乗り越えなければならないなら、楽観的に見る方が乗り越えやすくなります。(←それがむずかしい)
Posted by ブクログ
こんな風に絶版になった本が蘇ることもあるのだなぁ。うっかり死んでしまった男が、自分の葬儀をぼんやりと眺めているところから始まるこのお話は自分の人生に疑問を持っている人、後悔しながら生きている人にとって一つの力になるだろう。脱力系の守護神たちや神さまのオカマキャラが説教臭さを消してくれているけど内容はきわめて直球感動系。