【感想・ネタバレ】犠牲(いけにえ)にあらずのレビュー

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Posted by ブクログ 2012年06月02日

ある殺人事件の被害者と加害者,週刊誌の記者がそれぞれの思いで動きまわる.刑期を終えた健一のしたたかな生き方は読んでいて面白かった.政治ゴロの山岡の存在が特異だ.

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Posted by 読むコレ 2013年03月19日

作者の方の前歴にはルポルタージュや文芸評論などを
されていた...などと書かれていますがまさにその通りで
作者の言いたい事、思想が小説という手法でギッチリ
詰まった作品。
マスコミ報道の在り方、環境問題、経済、政治、家族、
父親とは...そして被害者遺族と加害者遺族について...多岐に
...続きを読む渡って作者の持論のようなものが展開される。
それを読まされてる感がビンビンに伝わってくる作品。

途中で挫折しようとしたんですが意地もあって
最後までは読みましたが...ストーリーを楽しんだり
所謂小説を読む高揚感は皆無。すみません...全く肌が
合わない作品でした。
呑み屋で声高に、自分の主張や意見だけをさもエラそうに、
しかも賢そうにこ語る人の近くに座ってしまった時の様な
あの、最悪な気分に近いイラつきを感じますw。

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