あらすじ
侠客の父と、ネグレクトの果てに自死した母。17歳で天涯孤独となった彼は、喧嘩と女に明け暮れ、全財産6万円を握りしめ上京する。そして、薬物に溺れ逮捕された――。昭和の高知を舞台に、どん底まで堕ちていく男のやるせない人生と、彼を巡る人間たちに光をあてる、絶望と再生の物語。壮絶な過去と向き合いすべてを曝け出した、自伝的初小説集。読書人を唸らせた唯一無二の世界がここに。
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Posted by ブクログ
高知東生さんの自伝的小説。
どこまでが事実でどこまでが虚構なのか、調べてみるとほぼほぼ事実のようではあり、小説の形でやわらかく(?)表現されているというところか。
複数の視点から描かれることで主人公の姿をより鮮明に浮かび上がらせる形、素敵でした。