【感想・ネタバレ】ちくま日本文学全集 泉 鏡花のレビュー

あらすじ

日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。独特の繊細優雅な文体により、浪漫溢れる世界を築いた泉鏡花。本巻では、代表的な作品を小説・戯曲と双方から鑑賞することができる。

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Posted by ブクログ

耳で聞きたいきれいな文が多いですね。歌舞伎の台詞回しのような感じで。そして「歌行燈」など構成がすぐれている作品が多かったかな。「天守物語」「山吹」「湯島の境内(婦系図)」は戯曲で、こちらでも耳にこころよい文が堪能できました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

わかりにくい単語にはちゃんと「そのページに」注釈があって、読みやすい本でした。
『高野聖』は前に読んだことがあったけど、『天守物語』とか『歌行燈』とか映画の脚本みたいだったよ。
幻想作家って言われているのがよくわかりました。

しかし、この作品たちを「畠芋之助」名義で出していたらどうだったんだろう。
姫路城の天守閣の最上階に、かつて城のお殿さまのせいで自害した女性の霊が住んでいる。
そして今、殿さまのわがままのせいで死に追いやられようとしている若者とその女性が出会って…。
主演、村上知子(森三中)&阿部サダヲって感じかなぁ?
これはこれで見てみたいけど、幻想的とか耽美な映画にはならないだろうな。
名前って大事だね。

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2012年11月28日

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