【感想・ネタバレ】パワハラ上司を科学するのレビュー

あらすじ

「パワハラとは何か? どうしたら防げるのか?」―― 実は、多くの人がわかっていない。著者は、パワハラ測定の尺度を開発し、誰が行為者になり、どのような性格特性の上司がパワハラしやすいかを10年以上にわたり研究。科学的データを基に、対策を実施してきた。「仲がよければいい」「関わらなければいい」など、多くの人がやってしまっている誤った対応を明らかにし、本当に防ぐにはどうすればいいのかに迫る。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

職場の上司にすすめられて読んだ本。
タイトル通り「パワハラ上司ってなぜああなるのか?」を科学的に解き明かしていて、めちゃくちゃ納得できた。

ポイントは、パワハラは「性格の悪さ」じゃなくて、脳の報酬システムが暴走したり、組織の仕組みがうまくはまった結果の“脳+環境のガチャ”だということ。
だから「悪い人」と決めつけるより、「ああ、この人の脳は今こんな状態なんだな」と知ると、気持ちが少し楽になる。

自分も「ああ、いるいるこういう上司…」とリアルに感じてしまい、理屈でわかると怖さが半減するのが不思議だった。

結論としては、パワハラ上司のせいにするより、脳と組織のせいにして、自分の心は守りつつ賢く距離をとるのが賢者の選択だと思う。
上司になることがあれば、読んだ方が良さそうな一冊。

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パワハラについて科学的に考察されていた。パワハラを引き起こす上司の特性やパワハラ上司にならないためにはどうしたらよいかがかかれていたが、パワハラ上司にどう対応したらよいかはあまり記述がなかった。
印象に残った点は以下。
・人は優越性を得ると横柄になる。
・邪悪な性格特性をダークトライアドという。マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズムの3つの特性からなる。
・個人的パワハラの発生要因
①自尊心が不安的に高い
②感情知能が低い
③自分の言動が他者にどのように影響するか認識できていない
④他者に対する期待水準が高い
→仕事の期日に遅れる。上司「信じられない!」怒り。怒鳴った結果、部下が謝り、理由を説明しようとしても上司は怒りに支配されているので部下の言い分に聞く耳をもたず、真の理由がわからないまま。
怒鳴ってしまうと部下はそれ以上怒られるのを恐れて、本当のことをいわなくなる。もう一度同じことが起きる。
自分に厳しい人、努力してきた人、〜すべきという価値観を多く持っている人はパワハラのポテンシャルが高い。
⑤厳格な親タイプ
・パワハラしやすいタイミング
①新しくパワーを得た時
②ストレスが高い時

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2024年08月05日

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