【感想・ネタバレ】「古代史」封印された謎を解く あまりに意外な「あの人物・あの事件」の真相とは?のレビュー

あらすじ

「古代史についての記述にあいまいな点が多いのは、何者かによって歴史が意図的にゆがめられているからだ」……こうした視点を元に、古代史の真相に迫るのが本書である。キーワードは「蘇我と藤原」「天智と天武」。このキーワードを元に歴史を読み直してみると、驚くほどすべてのつじつまが合うことに気付くだろう。いまだに解決を見ない邪馬台国論争と卑弥呼の謎、そして近年注目を集めている「聖徳太子虚構説」、作り話だと思われている建国神話、大化の改新、壬申の乱、そして平安京遷都まで、すべての糸が一本につながる興奮を、ぜひ味わってほしい。また、「天皇家とは何か?」「神道とは何か?」といった、日本人のルーツにかかわる問題についても鋭い考察を加えている。本書を読めば、教科書に載っている歴史がいかに一面的なものだったかがよくわかる。

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Posted by ブクログ

歴史の授業ではざっくりとしか触れられない「日本が国として成り立った時代」。史料をそのまま真に受けて解説するのではなく、当時の施政者の立場から「そこ(史料)にどんな嘘が潜んでいるのか」を読み解こうとする、ひねくれているけど面白い本。
史料の矛盾点を「当時の権力者が、後世に自分の正当性を証明しようとついたウソの塊」と食って掛かることで徐々に解き明かしていくところはなかなか痛快です。
歴史の勉強にはならないけど、100%信じちゃいけないけど、ネタとしては充分に面白いと思います。

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2010年05月22日

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