あらすじ
ザ・リッツ・カールトン大阪といえば、最高のサービスを実現する、
高級ホテルの代名詞のような存在ですが、
オープン当時は、日本での知名度はほとんどないに等しい状態でした。
なぜ、リッツ大阪は、わずか数年で、日本でのブランドを構築できたのか。
現場にいた著者の目線で、会社のブランドづくりのヒントを明らかにします。
同時に、年間300回以上!の研修・講演を行い、
ベストセラーを連発する林田先生の自分ブランドの作り方も公開!
自分の価値を高めたい人必読です。
■著者のコメント
ブランディングや、ブランドづくりの必要性が叫ばれる昨今、
実は、ブランドというものは、
つくろうと思っても、つくることができないものだと私は考えています。
なぜならば、ブランドがつくられる場所は、
お客様の心の中であり、相手の心の中だからです。
独りよがりのブランドは、決して本物のブランドにはなりえません。
では、ブランドをつくる側は、具体的にどのようなことを考え、
どのようなことに取り組むべきなのか。
そのような本質的なテーマについても、まとめさせていただきました。
本書が、皆様それぞれのブランディングのお役に立ち、
それによって、そのブランドが永く輝き続けるものになれば、
著者としてこれに勝る喜びはありません。
■著者 林田正光(はやしだ・まさみつ)
株式会社HAYASHIDA‐CS総研代表取締役
タラサ志摩スパ&リゾート株式会社取締役会長兼総支配人
日本CS・ホスピタリティ協会理事長
1945年、熊本県生まれ。藤田観光株式会社太閤園販売促進支配人、
関西地区顧客担当部長として32年間勤務。
1996年、50歳を過ぎて、開業前のザ・リッツ・カールトン大阪に入社。
営業統括支配人を務める。2002年、同社を退社。
その後、京都全日空ホテル社長兼総支配人、彦根キャッスルホテル社長兼総支配人を歴任。
現在、病院から官公庁まで、さまざまな企業のCS(顧客満足)、
感動サービス、CSフィロソフィーづくりのために、年間350回以上の講演、研修を行うなど、
全国各地を飛び回っている。CS・ホスピタリティ総合プロデューサー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ブランドとは サービスの質である。
神秘的 パーソナル Noをいわない 仕事の範囲を超えている そこまでやるか
それに 心を乗せることで生まれる。
自分ブランド
コミュニケーション能力を磨く(褒めること 聞き上手)
マニュアル→気配り(心を読む)→心配り(愛情をもつ)
専門性を磨く
高い意識で正しい方法を繰り返す
本物に触れる(正しい方法を学ぶ→真似る)
他分野の一流に触れる
出会いを大切にする(挨拶 名刺 お礼状)
Posted by ブクログ
最近ブランディングの本を色々読んでますが、これはブランディングデザインではなく、「サービスがブランドを作る」本でした。
著者はリッツ・カールトン大阪の支配人で、様々な企業でCS研修をやっていた林田正光さん。昔いた会社のCS研修でもそういえばリッツのお名前が多発してたなぁ。
この本は2009年に出版され、『ブランディングデザイン』とか『ブランドコンサル』とか言われる前の時代のものです。
前半はホテルサービスで学んだ「サービス*気配りがブランドをつくる」というはなし。
後半は「自分をブランディングする」というはなしでした。
どの業界でも、コミュニケーションは必須ですし、これからは益々、個人の看板磨かなくてはならない時代なので、想定していた「ブランディング」とはちょっと違ったけど、今も役に立つ話だなぁと思いました。
読後、著者の林田正光さんを画像検索すると、なんとなんと笑顔がすてきな温かいおじさま♥50歳でリッツに自ら転職活動をして移られたというアグレッシブさと、この包み込む仏感を目指してわたしもがんばりたいと思いました。
65歳で亡くなられたとはあまりにも短命でしたがお会いしてみたかったです。
Posted by ブクログ
リッツ・カールトン大阪の支配人を勤めた著者のブランド構築に関する一冊。
会社と個人に関してのブランド作りの方法を日本に進出して2年で確固たるブランドを作ったリッツ・カールトン大阪をモデルとして書かれています。
読んでみてお客様に感動を与える圧倒的なサービスを提供することや個人だと専門性、会社であれば本書のなかに出てくるクレドや個人だと信念が指針となってブランドを構築する要因になると感じました。
またそれを維持することの大切さも同時に理解できました。
会社、個人どちらにしても大切なのはブランドは他者の評価によって決まるということ。なので専門性やサービス以前に他者に対するコミュニケーションや思いというのは非常に大切になると感じました。
様々な価値観や物やサービスが過多になる現代でブランドを構築して他者との差別化をはかることの大切さとその方法が理解できましたが、人脈や書式の出版など自分とは程遠い話もあったので今から実践するというのは難しいですが、今後の参考になる一冊でした。