あらすじ
「新聞は〝崇拝〟と表現 芥川龍之介に対する太宰治の強烈な愛」
「夏目漱石を絶対視 だけど旅先に押しかけ借金を頼む内田百閒」
「恋も文学も我が道を行く 森鷗外と永井荷風の交流と意外な共通点」
「酒・喧嘩・宮沢賢治を好きすぎて意気投合 中原中也と草野心平」
本書はこうした、文豪同士の「愛」にフォーカスした書籍です。
「あこがれ」「友情」「愛憎」という三つの切り口に基づいて、「文豪による文豪への愛」を紹介します。題材にするのは、文豪や知人の回想、手紙や日記など。文豪たちの知られざる、人間味あふれる素顔に迫っていきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あこがれ、友情、愛憎の3つの章で構成されています。真山知幸「文豪が愛した文豪」、2023.1発行。<あこがれ>①芥川龍之介→夏目漱石 ②太宰治→芥川龍之介 ③石川啄木→与謝野晶子 <友情>①夏目漱石&正岡子規 ②芥川龍之介&佐藤春夫 ③芥川龍之介&菊池寛 ④太宰治&坂口安吾 ⑤太宰治&林芙美子 <愛憎>①壇一雄→太宰治 ②室生犀星→高村光太郎 ③三島由紀夫(嫌い嫌いと繰り返し・・・)→太宰治
人間くさい
夏目漱石と正岡子規が親友だったことや、三島由紀夫が太宰治につっかかった話、中原中也が太宰治に絡んだ話は知っていた。その他のエピソードは、ほぼ初めて知ったのでなかなか読み応えがあった。
Posted by ブクログ
正直この手の本はもう目新しい情報はないのだけれど、それでもまぁなんとなく何度でも同じエピソードを様々な媒体で読んでしまう。文豪と呼ばれる人達はそれ程の魅力と、非現実的なキャラクターめいた個性を持っているように感じる。