あらすじ
ネネオと共にいる未来を生きるためとはいえ、
一時的でも自ら進んで彼と離れ離れになる
選択肢を取ったことへの心細さを抱えながら、
ドレッドの領分へと単身乗り出したフレイヤ。
オルガの協力を得た旅の道中で、さらにドリーとも邂逅する。
立場の違う2人が、ともに大切に思うアンナを
ドレッドの手から逃したいという共通の願いのもと、
志を同じくし、さらに共闘へと打って出ようとする。
離れ離れになったことの寂しさを感じているのは、
フレイヤだけでなくネネオも同様だった。
戻ってきたフレイヤと再会したネネオは彼女を労い、
そして離れていた時間を埋め合わせるようにそばにいた。
追放された名家の令嬢と、
彼女に買われた大罪人の物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
フレイヤとネネオが再会できて本当に良かった(前巻と同じ感想)。2人が一緒に居てくれないと読者の気も休まらないので、一生一緒にいてくれやって思う。それも束の間、フレイヤはドレッドの運営する武器工場へオルガと潜入。目的地への道中、 怒りと悔しさで自身の身体に「芯をもたせる」フレイヤがとても良い。目的と生きる理由が明確になった感じ。一方で、アンナもドレッドをパートナーとして生きる支えにしていく。「私とあなた以外全員敵かもしれない」というモノローグに泥沼に沈んでくいく感じがする。