感情タグBEST3
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感動の最終巻っ!!
………ではなかったようです。これ何てフェイントかしら。
凄く綺麗にまとめて、最後に「おわり」って書いてあったら誰だって最終巻だって思うよねぇっ!?
でも、あとがき見たら「ひと区切りついた現代魔法シリーズであるが、もうすこしつづくらしい」って書いてあったんだものっ!!
もうビックリしましたよ、とても。マジ泣くかと思った。嬉しくて。
もう本当に大好きなんです、このシリーズ。
何で此処まで好きになったのか、言葉では説明出来ないんですけどね。
もしかしたら、私もこよみのように自分を変えたかったのかも知れません。
取りあえずまだ続くそうなので、楽しみに待っていることにします♪
今後も嘉穂ちゃんの活躍に期待っ!
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魔女のライブラリ編完結です。
前の巻の続きでギバルテスが中心になって動きます。
キーとなっているのは嘉穂ですね。
美鎖のアミュレットを託されますので。
結末がちょっと薄っぺらだったかなぁという気がしないでもないです。
弓子がちょっと衝撃的だったのと、聡史郎の最終兵器的活動が良かったぐらいですかね。
悪くは無かったけど、もうちょっと何か欲しかったっていう感じです。
以後続刊的なあとがきになっていますが、2年以上経過している現在新刊が出ておりません。
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今までの巻のさり気ない伏線がきっちり活かされてたりするところが、やられたって感じ。
巻を重ねる毎によって巧くなってるのが顕著にわかるのでこの作者の次の作品に期待。
Posted by ブクログ
コードと呼ばれるプログラムをコンピューターで実行して魔法を発動する現代魔法。 そんな世界のストーリー。
前巻の途切れた終わりを引き継いで、あたかも戸惑うかのような、まったりした展開の前半。こうして、始まったのが最悪の魔法使いジギタリス・フランマラキアを巡る魔女のライブラリ編・最終章、そして通巻五巻目にあたる『よくわかる現代魔法 たったひとつじゃない冴えたやりかた』だ。
「プログラムとデータを肉体の外側に保存し、肉体というマシンが壊れるたびに次のマシンにインストールを繰り返していった」大魔女ジギタリス。それを利用しようとする、ゲーリー・ホアン。そして、消え去った姉原美鎖。散らばっていた、弓子、こよみ、聡史郎、嘉穂を巻き込んで、秋葉原に収束する。
始まりの引き金を引くのは嘉穂。動きだしたあるプログラム=コードをきっかけに、収束していた事態は一転、加速する。何が起こるのか。足りないピースは何か。鼓動が高鳴る。
前半のまったりした展開の反動のように、動きだしたストーリーに引き込まれる。うーん、燃えますね。
六本木の複合ビルで、弓子と美鎖が死闘を演じる必要があったのはなぜか?最悪が避けられないなら、よりベターを選ぶ。
「たったひとつの冴えたやりかた」
その謎を秘めたまま、いや、やがては謎を弾き飛ばし、物語は突き走りだす。ジギタリスを滅ぼすために。そして、魔術師殺しは意味をなさぬまま。たらい召喚の魔法も役に立たぬまま。
だから、そんな状況だから、考えるのだ。そんなことはないと、役に立たぬことはないと。そうして、解法を見いだすのです。それが…、
「たったひとつじゃない冴えたやりかた」
ということです。
さて、魔女のライブラリ編は終わりだが…、
もっと、ジギタリスの活躍を見たかったぞ!
と最後の感想です。
まだまだ、続巻されることを期待してます!
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よかった・・・
秦の始皇帝現代版(嘘
やっぱり、なにか一つに秀でた人間が活躍する様は素敵だな。
某 剣を投影することに秀でた魔術師とかさ・・・
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1巻で「デウスエクスマキナとしてのタライ」にはまって買い続けている作品の5巻。
4,5は完全に続き物で、この巻で第一部が終わったというところか。
CPUで魔法を実行できたり、すべての魔法をタライに変換する娘がいたりと、アイディアというか着目点がおもしろい。
Posted by ブクログ
「魔女のライブラリ」の物語の完結編となります。
この巻の出足はすごくよかったのですが。美鎖のアミュレットを手にした嘉穂が、(カエルの着ぐるみパジャマで)いろいろと推理する場面や、「美鎖を殺してしまった」という弓子のことばを聞いた聡史郎が考えをめぐらす場面などは、キャラクターの立場に入り込んで読み進めることができました。
ホアンの思想も、共感できるかどうかはともかくとして、すくなくとも理解はできるようにきちんと設定されています。魔女のライブラリを解放して世界を支配するつもりか、とジギタリスにたずねられた彼は、数百年前ならともかく現在の世界は数えきれないほどの人間がかかわっている巨大なシステムであり、魔女のライブラリの力をもってしても、世界を個人が所有することはできないとこたえます。そして、魔女のライブラリという人類の叡智はすべての人間にオープンであるべきであり、彼自身も所属する秋葉原という街は、魔女の復活のために犠牲となってもかまわないと述べます。極左的な思想犯といったところでしょうか。
それと、まさかの姉原聡史郎のターンが用意されています。ただし、真の魔法使いの血筋に覚醒したとかではありませんでしたが、それに匹敵するんじゃないかと思うくらいのチート臭さです。こよみの採った「たったひとつじゃない冴えたやりかた」にしても、ベタなのはまあよいのですが、展開が駆け足すぎるように感じてしまいます。もうちょっとえがき込まないとご都合主義的な展開に見えてしまってしかたがありません。
いろいろと書いたのですが、好きなシリーズだけにこちらが期待しすぎていたところはあったかもしれません。