【感想・ネタバレ】モビリティX シリコンバレーで見えた2030年の自動車産業 DX、SXの誤解と本質のレビュー

あらすじ

2030年の自動車産業を占う新キーワード「モビリティX」――。

「100年に一度」といわれる大変革期にある自動車産業は、単なるデジタル化や脱炭素化を目指した「トランスフォーメーション(DX、SX)」ではもう勝てない。今後の命運を握る鍵は、顧客起点による新たな体験価値(X=エクスペリエンス)の創造と、それをよりリッチなものとする異業種融合(X=クロス)の実現にあった!

米国のテックジャイアント、GAFAM(Google、Apple、Facebook(現Meta)、Amazon、Microsoft)による破壊的なイノベーションを現地で体感してきた日本人の有志組織「シリコンバレーD-Lab」メンバーが繰り出す、日本企業がグローバル市場で勝ち抜くための必読書。新しい顧客体験を創造し続けるUberから、ロボタクシーで先行するゼネラルモーターズ(クルーズ)やGoogle(ウェイモ)、EV×エネルギーでモビリティXの世界観を先駆けるテスラ、強いECを背景に「モノの移動」を制するAmazonが狙うモビリティ産業のゲームチェンジまで、シリコンバレーだからこそ見えてきた自動車産業の未来を徹底解説する。

すべての産業で喫緊の課題となっているDX、SX(サステナビリティートランスフォーメーション)の「誤解」をひも解き、その本質を捉えた次の一手としてモビリティX時代に求められる4つのアプローチと、世界で日本企業らしく戦うための4つの切り口を提示する。もはや「できない理由」はない。未来を切り開く日本へ「原点回帰」せよ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

(1)顧客体験
・Uber:デザイン思考によりタクシー配車、ライドシェアサービスを提供。顧客、ドライバーの体験を変革した。マルチモーダルを提供し、自動車以外の移動手段を10年で50%以上にすることを目指す。オンデマンド宅配市場は世界で1000億ドル。
・テスラ:Connected化により、「タイヤを付けたコンピュータ」を目指す。OTAをソフトウェアアップデートすることで車が進化し続ける。他、加速体験、ディーラー排除、社内エンタメ充実を図る。
・従来の製造業はToI(ハードを売るためのソフトを開発)、サービス業はIoT(サービスを実現するために最適なハードを開発)。

(2)CASE
・Connected、Autonomous、Shared、Electric
・CASEにより、①ライドシェア+自動運転でロボタクシー市場が生まれる(2兆ドル市場) ②社内エンタメ普及(ソフトウェアはハードの1.5倍市場)

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2024年04月23日

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