【感想・ネタバレ】橋下徹の研究のレビュー

あらすじ

ついに突き止めた違和感の正体!テレビばかり見ている人がこの本を読んだら100%腰を抜かします!

圧倒的影響力を誇る日本一のコメンテーター・橋下徹氏の膨大な言動をベストセラー作家・百田尚樹が魂の徹底検証!
爆笑!衝撃!驚愕!これは単なる"批判本"ではない!日本に浸透する恐るべき問題をも浮き彫りにする警世の書だ!

【目次】
1章 ロシアにはロシアの理がある
2章 「中国にお願いかお土産が先やろ」
3章 戦う一択ではダメだ!
4章 ナザレンコ・アンドリー氏への罵倒
5章 靖國神社に代わる追悼施設を作れ!
6章 "親中派"大物議員を高く評価
7章 沖縄と日本の分断を図る男?
8章 橋下市政と上海電力のステルス参入
9章 元教諭の証言
付録 ある女性の告白

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 橋下徹氏に限らず、有名人の実像とはこんなところなのかもしれない。

 百田氏の筆も感情論を排して進む。橋下氏のTwitter発言やテレビ出演時の発言を丁寧に集め、「これの発言の流れはオカシイのでは」「ここは答えになっていない」など丁寧に丁寧に論証していく。

 その中でちりばめられた、読者が感じることになる、橋下氏に対する違和感を最後の2章でくみ上げる。

 橋下氏が精神的にかなり癖のある人物であること(第9章「元教諭の証言)、中国寄りの発言はハニートラップによるもの?(第10章「ある女性の告白」)の2章で推論が展開される。

 百田氏も橋下氏が弁護士であり過去名誉棄損で損害賠償請求訴訟を何度も起こしている人物であることは重々承知している。そのため、弁護士事務所2つに前もって原稿チェックをしてもらったとのことで全体を通じて穏当な表現に終始している。その分、ツッコミ不足か?という印象に襲われるが、読み手として冷静に読み進めると元の発言についてしっかり引用が行われており、言いたいことは言っていると感じる。

 第9章に出てくる、「高校生時代人望は全くなかった」というところ、おそらく本当だと思われるがそんな人でも首長や党首になれるのか…それが政治の世界なのだろう。

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2022年12月25日

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