【感想・ネタバレ】岸辺露伴は倒れない 短編小説集のレビュー

あらすじ

【小説版登場!】大人気短編小説集の第3弾! 杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。リアリティには徹底的にこだわり、妥協なき漫画制作に取り組む男が遭遇する数々の奇譚とは……!? 最上の音楽を見出そうとした男の末路(「黄金のメロディ」)。実写化を許諾したが故に起こる悲劇(「原作者 岸辺露伴」)。毎年六月に住人が蒸発する家(「5LDK○○つき」)。3つの物語を収録した小説集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ジョジョの奇妙な冒険に登場する露伴を主人公にした短編集。取材などに訪れた露伴が奇妙な体験をする内容。「動かない」のスピンオフらしい。
小説なので当然作者は異なっているのだが、文章から十分に荒木節を感じる。

オーディブルで聴いたので演技の影響もあったと思うが、収められている3篇ともかなり面白かった。
甲乙つけがたいが、個人的には事故物件マニアの知り合いの家を訪ねる「5LDK○○つき」が一番好み。

確かに露伴ならそういう所には敬意を払うだろうに違いないと感じるような、原作で描かれていないキャラクター性の空白が埋まっていくような感じがする辺りが面白い。
説明しづらいのだが、露伴ならやりかねない、そうするだろうという強固なキャラの認識?か信頼?が自分の中にあったのが少し驚いた。

0
2025年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うーん面白い!岸辺露伴のスピンオフ短編小説集、初めて読みました。
感情揺さぶられました…!
これまでに出てるものも、これは、読まねば…!!

黄金のメロディ
伊坂恭明。露伴先生の小説デビューの新参者としては、初っ端から先生の言葉責めからはじまりウキウキでした。
「追求」とは、なんぞやという面白いテーマで、この話だけで一冊丸々いけちゃうんじゃない?っていう世界観でした。
しかも泉さん初登場の時間軸なんですね。
ドラマ視聴後、小説に来ましたら、時間軸がぐちゃぐちゃに…整理していきたいです。

原作者 岸辺露伴
尾原夢生。伏線を絡めつつ、終わるかと思いきや終わらない、ハラハラ。
117〜8ページのヤバそうなのが次々とでてくる感じ、漫画的で好きです〜。
白原さんのラストシーンがかっこよくて印象的。

5LDK〇〇つき
高島麗水。露伴先生が対等っぽい雰囲気出している人とこんなに会話してるところが見れる…読めるのは漫画ではないよなぁ〜とホクホク。
「好かないぞ」とか、かわいいかよ!

麗水は笑った。
露伴は、笑わなかった。

とか!小説ならではの表現でゾクゾクしました!

0
2023年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「黄金のメロディ」「原作者 岸辺露伴」「5LDK◯◯つき」の三編収録。人間の執念や怨念からの怪異への変貌、怪異に対処するために他者を差し出す人間の悪意等、人間の感情とそれにまつわる怪異が今作のテーマなのかと思いました。
「ジョジョ」4部本編やスピンオフ「岸辺露伴は動かない」の内容を意識させる台詞もありニヤリとさせられます。
今作、怪異となるもの本体にヘブンズ・ドアーで命令を書き込まない方法で解決するのは新鮮で特に「黄金のメロディ」は対象者がある目的を遂げた後に何故そのようなことになったのかをヘブンズ・ドアーで読んでいく様子は映像で見たくなりました。
しかし「原作者 岸辺露伴」は怪異の倒し方がどことなく物足りなかった。また「5LDK◯◯つき」は怪異の内容と家の謎と怪異を退ける方法、、露伴と麗水とのやりとりは良かったのですが、ヘブンズ・ドアーが活かされていないように思いました。

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2025年05月09日

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